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8000円以下で買えるeスポーツのプロ向けゲーミングマウスを使ってみた

2017年04月15日 09時00分更新

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 マウスカーソルのDPI(解像度)変更やボタンのキーアサイン設定など、PCゲームをプレイするなら持っておくと便利なゲーミングマウス。最近はゲームプラットフォーム『Steam』で販売される有名タイトルが増えてきたこともあり、そろそろ購入を検討したい……なんて人もいるのではないだろうか。

 一口にゲーミングマウスと言っても、FPS向けのボタンが少ないシンプルなものから、MO・MMO向けで大量のボタンを備える大型マウスまで、タイプはさまざまだ。今回取り上げるロジクールのゲーミングマウス『PRO ゲーミング マウス G-PPD-001』は、その名の通り、eスポーツシーンで戦うプロゲーマーを想定したシンプルな6ボタンマウスだ。

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↑ロジクールの『PRO ゲーミング マウス G-PPD-001』。実売価格は7800円前後。
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↑本体は丸みを帯びたデバイン。ロゴと後部のラインが発光する。

 Pro ゲーミング マウスは、同社の従来製品『G303』シリーズを思わせる丸みをおびたデザインを採用。一見うり二つだが、ボタンやホイールの形状、LEDライトの発光部分など、よく見ると微妙に異なる点が多い。特にホイールは細かな凹凸のひっかかりがついたことで、よりスクロールしやすくなっている。なお、ケーブルはG303と同じ布巻きタイプだ。
 

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↑サイドボタンは『G303』よりも小さくなっているが、指にひっかかるよう形状が工夫されており、以前より押しやすい印象を受けた。
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↑ホイールは凹凸のあるデザインに。『G502』などに採用されているフリースクロールへの移行ボタンはないものの、制御しにくいので個人的にはこれで問題ない気がする。

 操作に使えるボタン数は最大6で、内訳は左右クリックおよびホイールクリックのほか、ホイール手前のプロファイル切り替えボタン、左側面のサイドボタンが2種類となる。前述の通り、ボタン自体はそれほど多くないため、MO・MMOのような多くのボタンを使用しがちなジャンルのゲームよりは、使用ボタン数を少なくできるFPSやMOBAなどのジャンルに向いている。

 重量は83gと、ゲーミングマウスとしてはかなり軽いのが特徴だ。マウスは常に握った状態で動かすことになるデバイスなので、ゲームプレイが長時間に及ぶほど、手首や腕には疲労が蓄積していく。マウスのDPIを下げ、腕を大きく動かすような使い方をする人なら、その影響はさらに大きくなるはずだ。どんな競技にも言えることだが、テクニックを磨いたり、自信を獲得していくためにはとにかく練習が欠かせない。そんな長時間プレイの疲労を軽減してくれるという点で、この軽さには大きな意味があると言えるだろう。

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↑光学センサーを搭載し、DPIは200~12000の間で調整できる。ウェイト装着などのギミックはなし。

 実際にいくつかのゲームで使ってみると、『G303』の持ちやすさはそのままに、サイドボタンが押しやすくなっていると感じた。ボタン自体は以前のほうが大きかったのだが、小さくとも出っ張りが強く感じられるよう形状が工夫されており、非常に扱いやすい。マウスの使い勝手はプレイヤーの持ち方にも左右されるところだが、形状がとにかくシンプルなため、かぶせ持ちでもつまみ持ちでも特に問題なく扱えるという印象だ。重心の偏りもなく、FPSなどでエイムの際にマウスを持ち上げるような使い方のユーザーにも安心だろう。光学センサーもトラッキングが安定度しており、レスポンスに不満を感じる場面はなかった。

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↑『ロジクール ゲーム ソフトウェア』。本体にボタン設定などを保存できるため、持ち運びもラク。
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↑サイドボタンにFPSでよく使うキーボードのCやXといったキーを割り当てておくと、操作の負担が減るかも。
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↑LEDは1680万色のマルチカラーに対応。オフにもできる。

 DPI切り替えやキーアサイン、LEDカラー変更機能の設定は、おなじみの専用ソフトウェア『ロジクール ゲーム ソフトウェア』を使用する。いつも通り、本体へのプロファイル保存も可能なので、設定を保存したままの持ち運びもラク。LEDは発光パターンとカラー変更のほか、LEDそのものをオフにできる。光るデバイスが好みではないという人は、オフ状態にしておくといだろう。

 実売価格は7800円前後と、マルチカラー発光機能ありのゲーミングデバイスとしては比較的安価。FPSやMOBAのゲーマーはもちろん、クセなく扱えるため、特にこだわりはないがゲーミングマウスを買いたいと考えている人にもオススメできる製品だ。

■関連サイト
『PRO ゲーミング マウス』製品ページ

 

 

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