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iPhone 7にピッタリなオシャレBluetoothイヤフォンを使ってみた

2016年10月16日 09時00分更新

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 iPhone 7が発売して約1ヵ月。筆者も発売日にiPhone 7 Plusを購入した口だが、いまだにイヤフォンをどうしようか悩んでいる。イヤフォンジャックが消滅しただけに、これを機にBluetooth対応のワイヤレス製品に乗り換えたいと物色中なのである。

 というのも、iPhone 7の発売に合わせたかのように、各メーカーからBluetoothイヤフォンやヘッドフォンが相次いで発表、発売されているので、かなり目移りしてしまっているのだ。今回紹介するロジクールのワイヤレスイヤフォン『Jaybird Freedom Wireless(ジェイバード・フリーダム・ワイヤレス)』も9月15日に発売された最新製品だ。Jaybirdは2006年に設立されたメーカーで、スポーツ系に特化したBluetoothイヤホンを数多く排出している。今年の4月にロジクールが買収し、ロジクールから発売される最初の新製品である。

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↑『Jaybird Freedom Wireless』のパッケージ。今回使ってみた色はCarbon。
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↑パッケージ内容。イヤーピースのほか、イヤーフィンやケースなども付属。

 まず注目はその外観。イヤフォンのハウジングは音質を考えて大きくなりがちだが、実にスリムで非常に小型化されていて、射出成形された金属パーツによりちょっとオシャレ感も漂うデザインに仕上がっている。

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↑イヤーピースを装着していない状態。非常にスリムなハウジングだ。

 特にBluetoothイヤフォンの場合、バッテリーを本体のどこに配置するかが設計のキモになってくるが、『Jaybird Freedom Wirelessはハウジング内ではなくリモコン部分に内蔵している。これにより、イヤホン本体部分は非常に軽く、全体の重量でも13.8gほどだ。連続再生時間は最大4時間。スポーツでの利用を前提に設計されているので、駆動時間は短くなるが、イヤホン装着による負荷を極力抑えるよう配慮されている。

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↑リモコン部分にはマイクも内蔵。真ん中のボタンを1秒程度長押しすると、Siriが起動する設定も。

 しかも、ちゃんと再生時間を延ばす工夫も施されているところがポイント。リモコン部分に装着する『チャージングクリップ』で本体を充電できるほか、クリップ自体にもバッテリーを内蔵しており、装着すれば駆動時間を延長可能。チャージングクリップと合わせると、駆動時間は最大8時間と、非装着時の2倍まで延びる。
 

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↑チャージングクリップにUSBケーブルを接続し、リモコン部分に合体させてバッテリーを充電する。
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↑USBケーブルを外して、そのままの状態にすれば駆動時間が倍に延びる。

 ハウジングが小型なので、装着方法はアンダーイヤー(ケーブルを下に垂らすようにして装着)とオーバーイヤー(ケーブルを耳に掛けるようにして装着)のどちらにも対応。イヤーピースは、低反発ポリウレタンフォーム製とシリコーン製の2種類が用意されていて、それぞれS、M、Lサイズの3タイプを同梱し、好みのタイプやサイズを選べる。また、耳にフィットさせて脱落を防ぐイヤーフィンも用意。こちらは4サイズあるので、さまざまな組み合わせで自分にあった最適な装着感を追求できる。

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↑左が低反発ポリウレタンフォーム製、右がシリコーン製のイヤーピース。
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↑イヤーフィンも耳に合わせて装着可能。しっかりフィットするように調整しよう。

  装着してみたところ、最初はベストな装着感を得るためにちょっと試行錯誤が必要だったものの、これさえ決まればかなり快適に聴けるはずだ。個人的には、低反発ポリウレタンフォーム製のイヤーピースで、アンダーイヤータイプで装着し、イヤーフィンなしがラク。ただし、ランニングなど運動しながらならイヤーフィンはあったほうがズレにくくなるため、逆に気にならずに集中できると思う。

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↑個人的には運動で装着するわけではないので、低反発ポリウレタンフォーム製のイヤーピースをアンダーイヤータイプで装着したほうがラクだった。

 iPhone 7 Plusに接続して聴いてみたが、電源オン時や接続時、バッテリーが少なくなったときなどで、女性の流暢な英語でメッセージが流れる。その音質が意外と良くて驚いた。出力は通常5mWで、最大10mW。周波数特性は20Hz~20kHz。楽曲も聴いてみたが、6mm径のドライバーから繰り出される音圧とは思えないほど、まったくチープさは感じられず重厚。派手さはなくフラットな音作りで、低域から高域にかけてキレもあり繊細。ただし、低音の効いた楽曲だとちょっと物足りなさを感じるかも知れない。

 しかし、Jaybirdの『My Sound』アプリ(iOS、Android)をダウンロードして起動すれば、サウンドのイコライジングが可能になり、自分好みのサウンドに調整できる。これを利用してちょっと低域を押し上げれば、重低音が響き渡りイヤホンの潜在能力を引き出してくれる。サウンド設定は、プリセットが多数用意されていて、その中から選択してもいいし、自分で調整することもできる。波形を操作する独特のインターフェースで、イコライジング調整としては画期的かも。楽曲を聴きながらいじくり回してみてほしい。

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↑無料でダウンロードできる『My Sound』アプリ。イコライジングの設定が可能。
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↑たくさんのサウンド設定が用意されていて、その中から好みの設定を選択するのもいい。
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↑もちろん自分でいちから設定することもできる。波形の形をいじくって設定するのは面白い感覚。

 直販価格は2万1470円。Gold、Ocean、Blaze、Carbonの4色のほか、アップルストア専売でSpaceGlay、RoseGoldの2色が用意されている。スポーツで使えるイヤホンとして防汗仕様にもなっており、装着感と音質を両立させた製品といえよう。運動をしながら使いたい人はもちろんだが、通勤・通学といった普段使いにも活用したいこのBluetoothイヤホン。筆者も最有力候補のひとつとして購入検討中だ。

■関連サイト
『Jaybird Freedom Wireless』製品ページ

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