関東地方の梅雨はどこへやら、すでに真夏並の暑い日差しが降り注ぐ今日このごろ。これからのシーズンは、BBQをしたり海や山でアクティブに過ごす機会が増えることだろう。
そんな時、あったらうれしいのがソーラーバッテリーだ。今回レビューするGoal Zeroの『Nomad 7 Plus Solar Panel』は、最大出力7Wの高出力タイプ。スマートフォンなら約2~4時間で満充電にできる。単結晶シリコン型を採用し、折りたんだ状態だとB5サイズよりひと回り大きい約165(W)×222.3(H)×19(D) mm。広げると横幅が33cmになる。重さは約363gと軽量だ。
↑『Nomad 7 Plus Solar Panel』。実売価格は1万8000円前後。開くと全面に太陽電池パネルが敷き詰められている。 |
背面には取り外し可能なマグネット式のキッキングスタンドがあり、太陽に向けて角度を調整できる。太陽光の強さによって出力が違ってくるので、うまく角度をつけて設置するのがポイントだ。
↑マグネットで吸着するキッキングスタンドが備わっていて、太陽の方向に向けて立てられる。 |
↑キッキングスタンド部分は、ファスナーで開閉できる小物入れが備わっていて、ケーブルなどを入れておける。 |
出力のレベルはLEDのインジケーターが備わっているので、それを参考にしよう。LEDのライトが1つだと2W、2つなら3W、3つで4W、4つで5W以上を表わしている。太陽へ向ける角度によって微妙に変化するので、最適な角度に保つようにするといい。
実際に炎天下で試してみた。真上よりちょい右の位置に太陽があったので、キックスタンドは使わずそのまま置いてみたが、インジケーターのレベルが3。ちょっとだけ角度をつけるとレベル4になるので、正確に太陽へ向けるように設置するのがベストなのだろう。
↑真上に向けた状態よりちょっとだけ角度を付けると最適な発電量に、立てすぎてもダメだった。 |
iPhone 6sにケーブルを接続したところ、問題なく充電がはじまった。どのくらいで充電できるのか調べてみたところ、レベル1の2Wでもなんとか充電できているようだ。ただ、2Wギリギリだと充電しないこともあるので、レベル2以上の状態が望ましい。Xperia Z5 Premiumも試してみたが、こちらもしっかり充電されていた。
↑iPhone 6sとXperia Z5 Premiumを充電してみた。どちらも十分充電が可能。 |
もうひとつ、アウトドアで使いたいガジェットが、同じGoal ZeroのUSBファン『Fan Tool』だ。USB端子につなぐだけでファンが回るタイプだが、ブレード部分にラバーを使用。回転時に当たってもそんなに痛くはないし指が切れる心配もない。
↑USB扇風機『Fan Tool』。実売価格は2800円前後。バッテリーは別途必要になるので注意。 |
モーター軸と直径90mmのブレードは分割でき、持ち運びもかさばらない。回転音もさほどうるさくなく、風量は暑い日に涼しさを感じるぐらいに気持ちいい。
↑ブレードは柔らかいので、当たってもそんなに痛くない。 |
↑プレードとモーター軸はバラバラにできるので、コンパクトに収納できる。 |
バッテリーは備わっていないので、別途バッテリーは必要。先ほどのNomad 7 Plus Solar Panelに直接付けて動くかどうか試してみたところ、5W以上の発電量でも数秒間は動くものの、止まってしまった。どうもモーターを動かす電力をずっと持続して供給するのは難しいようだ。キホンFan Toolはモバイルバッテリーに接続して使うので、Nomad 7 Plus Solar Panelはモバイルバッテリーを充電するのに使おう。
最近は、LEDライトを使ったアウトドアグッズもたくさん増えてきたので、昼間の間にNomad 7 Plus Solar Panelで充電して、夜使うというのがエコで理想的。また、日差しが強いときは、ナスカンでNomad 7 Plus Solar Panelをバックパックにくくりつけ、歩いている最中ずっと充電するという使い方もオススメだ。
価格はNomad 7 Plus Solar Panelが実売1万8000円前後、Fan Toolが実売2800円前後。レジャーだけでなく普段の生活でも絶対に役立つガジェットだ。
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