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初めてのゲーミングキーボードにオススメ! シンプルさと高機能がウリの『G810』

2016年05月29日 10時00分更新

G810
↑ロジクールのゲーミングキーボード『G810 RGBメカニカルゲーミングキーボード』。実売価格は2万2200円前後。

 PCゲームをプレイする際にあると便利なのが、ゲーマー向けのメカニカルキーボード。ゲーム向けの機能やフィーリングの良さで、ゲームを快適にプレイできる。各メーカーから様々な製品が販売されているが、今年2月に発表されたロジクールのゲーミングキーボード『G810 RGBメカニカルゲーミングキーボード』(以下、G810)は、長年ゲーミングデバイス業界をリードしてきた同社の高機能製品とあって、PCゲーマーの注目を集めている。

G810
↑ゲーミングキーボードといえば特徴的な外見を思い浮かべる人も多いかと思うが、G810は驚くほどシンプルなデザイン。

 G810は、これまでの同社のゲーミングキーボードとは一線を画すシンプルな外見が特徴。専用のマクロボタンなどもなく、LEDの発光機能をオフにしておけばオフィスなどで使っていてもそれほど目立たない。

 角ばったフォルムと巨大なパームレストがインパクト大だった従来機種『G910 RGBメカニカルゲーミングキーボード』(以下、G910)に比べれば、より万人受けする見た目と言えるだろう。サイズは幅443.5×奥行153×高さ34.3mmで、G910(幅505.5×奥行243.5×高さ35.5mm)に比べ、かなりスリムになっていることが分かる。

G810
↑独自開発の『Romer-G』キースイッチ。中央はLEDの発光部。
G810
キートップの裏面。Cherry MX用キートップとは接続部が異なり、互換性がない。

  キースイッチは従来通り、オムロンと共同開発した独自の『Romer-G』を採用。押下圧は約45gで、接点部分にわずかなクリック感を伴う打鍵感は、メカニカルキーボードの入門向けとして定評のある『Cherry MX Brown』に近い。フィーリングに強いクセがないため、初めてゲーミングキーボードを触るという人でも抵抗なく扱えるのではないだろうか。

G810
↑LEDバックライト発光機能を標準搭載。カラーやエフェクトはソフトウェアで変更可能。

 キー配置は標準的な日本語108キー仕様で、キーピッチは19mm、キーストロークは約3mm。従来通り、USB接続ながら最大26キーの同時押しが可能となっている。FPSなどのゲームでもそれほど多くのキーを同時押しすることはないと思うが、同時押しで入力に失敗することがないと思えば安心できる仕様だ。

G810
↑テンキー上部の追加ボタン。音量調節ホイールはかなり便利。

 テンキー上部には追加ボタンがまとまっており、これがけっこう便利だ。ゲームモードやバックライト、スピーカーのオン/オフ切り替え、動画や音楽用の再生・停止といったキーはよく見るが、特筆すべきは右奥の音量調節ホイール。上下にスクロールさせるだけでPCのスピーカー音量を変えられるので、ちょっとした調整に非常に役立った。場面転換でいきなり音が大きくなったりするゲームもあるため、手元で手軽に音量を上げ下げできるのはうれしい。

G810
↑キーボード背面。5ヵ所に滑り止めゴムがあり、安定感は抜群。
G810
↑2段階のチルトスタンド。傾斜の角度を選べるキーボードはなかなか貴重。
G810

 キーボード背面には滑り止めのゴムが5ヵ所貼られており、1.23キロという重量もあって、安定性は非常に高い。チルトスタンドは2段階式になっており、大・小のスタンドのどちらを立てるかで傾斜の角度を選べる。音量調整ホイールもそうだが、こういうちょっとした心配りには非常に好感を覚えた。

G810
↑『ロジクール ゲーミング ソフトウェア』からマクロキーやゲームモードの設定が可能。

 ゲーミング向けの製品らしく、専用ソフトウェア『ロジクール ゲーミング ソフトウェア』からマクロキーなどの設定が可能。ゲームモード中に無効にするキーが選べるため、Windowsキー以外にも押したくないキーがある場合、ここから設定してしまうと誤操作を防げる。

G810
↑ハイエンド製品らしく、バックライトのカラー変更にも対応する。

 また、LEDバックライトのカラー変更機能も標準搭載しており、選べるカラーは合計1680万色。従来のLEDカラー変更可能な製品と同じく、点滅や打鍵時のみ発光させるといったエフェクトを用意しているほか、キーボード上にエリアを設定し、エリアごとに色を変えることも可能。移動やアイテムの使用など、キーの機能ごとにカラーを振り分けて視認性を高めるのも面白い。

 これまでのロジクール製ゲーミングキーボードと比べるとやや地味な印象を受けるかもしれないが、洗練された機能性の高さは「かゆい所に手が届く」という表現がピッタリで、扱いやすく万人にオススメできる製品と言える。実売価格は2万2200円前後と高価な部類だが、本格的なメカニカルキーボードに入門するにはピッタリの製品だ。

■関連サイト
『G810 RGB メカニカルゲーミングキーボード』製品ページ

 

 

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