週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「dマガジン、良い刺激」虚構新聞社主

2016年04月13日 11時00分更新

 エイプリルフール、みなさんは嘘をつきましたか? ですが、笑ってもらえる上手な嘘をつくのってなかなか難しいんですよね。

 上手な嘘というと本家は「虚構新聞」。事実ではない嘘のニュースをネタとして配信しているサイトなのですが、ちょっと考えると「騙された!!」とわかるのがおもしろみです。

dマガジン
ウェブサイト「虚構新聞」。

 きいたところによると虚構新聞の社主、UKさんは嘘記事のネタ探しにテレビやネットはチェックするけど、最近は雑誌の情報はノータッチということ。

 雑誌編集者としては、ぜひ色々な雑誌を読んでもらいたいなと、雑誌読み放題の定額サービス「dマガジン」を虚構新聞社主に勧めてみました。

「虚構新聞」とは

「実際にありそうで実は存在しない」ネタをニュースとして掲載しているウェブサイト。新聞ふうの文体が特徴で、運営は社主であるUK氏がひとりで行なっている。有料のメルマガも配信。週刊アスキーでは2013年‐2015年に出張版の「虚構新聞」を連載。現在は「ねとらぼ」にマンガのレビュー記事を連載で執筆。
虚構新聞の内容が後日に真実になってしまうことがあり、その場合は「誤報」としてお詫びが掲載される。意図的に嘘ニュースが実現された場合もあり、チョコレートの「ダース」をパロディにした144個入りの「グロス」を森永製菓がネタとして商品化させた、などの例がある。

虚構新聞→http://kyoko-np.net/

好奇心をもとにネタを仕込んではや12年

dマガジン

――社主UKさん、こんにちは。さっそくですが、虚構新聞の発行所は滋賀だったのですね。私は琵琶湖、初めてです。

UK:お越しただきありがとうございました。

――まず虚構新聞についてあらためて聞かせてください。虚構新聞はメディア、ではないんですよね。

UK:勘違いされることもあるのですが、虚構新聞は“新聞”という名前ですが、あくまで個人サイトです。記事の執筆やサイトの運営は全部自分ひとりでやっています。学生時代からスタートさせて、今年で12年になります。

――嘘ニュースは具体的には、どういったものがありますか?

UK:例えば、かなり昔になるのですが、2005年に配信した「円周率ついに割り切れる」というネタはかなり反響がありました。Twitterでたくさん拡散されたので、「ほんとに!?」と騙されてしまったという人の声もけっこうききましたね。

dマガジン
虚構新聞に掲載された「円周率ついに割り切れる」という嘘ニュース。

――「嘘言いやがって」と怒られることはないですか?

UK:サイト自体が“虚構”という名前だし、注意書きもあるし、コピペするとわかるように記事内にも白文字で「これは嘘ニュースです」と書いているので、嘘だと気が付ける仕掛けはしているんです。内容も、少し考えてみれば現実ではないとわかるはずなので、言いにくいのですが「嘘言いやがって」という人はちゃんと内容を見てもらいたいです。

――嘘ニュースはどういったときに浮かんでくるのですか?

UK:浮かんでくるというより、気になるニュースや時事的な問題、製品などをアタマに入れておいて、これで嘘ニュースをつくろうとその都度頭をひねっています。テレビや本を見ていて疑問や好奇心がわいてくる事があると「これをいじろう」とネタにしやすいです。もちろんふとネタを思いつくこともあるので、ネタ帳に書きためています。

ネットだけじゃ得られない情報がある

――ところで、嘘ニュースの元ネタ探しはなにがメインですか?

UK:テレビは見ますし、もちろんネットもチェックしています。ですけど最近は意図的にネットを見る時間は減らしています。マンガや新書などネットとは違うものをなるべく見たい、とは。

――それは、なんででしょう。

UK:SNS疲れみたいなものもあるのですが、ネットで得た知識をもとにネットで記事をつくっても、堂々巡りになってしまうかもしれないので、ネットではないところから得るものって貴重だと思うんですよね。

dマガジン
虚構新聞の発信元は、日本一広い湖である琵琶湖のある滋賀。

――ちなみに、雑誌って何か読んでいますか?

UK:最近はあまり読んでないです。前は読んでいたんですけど、雑誌を読む習慣が最近なくなってしまいました。書店もあまりないので、名前だけ知ってて興味がわいてもそのために大きな書店に足を運ぶ、というのをなかなかしない、という感じです。

――確かに専門誌はコンビニでは扱ってないですからね

UK:そうなんです。釣りとかボクシングとか、全然知らないジャンルって興味があるので見てみたいという気持ちはあるんですけど。気軽にパラパラと読めればいいな、というのはあります。

月額400円+税で雑誌読み放題って知っていました?

――そんなUKさんに雑誌定額読み放題サービスのdマガジンがオススメです。月額400円+税で160誌以上の雑誌を読み放題できます。いかがでしょう。

dマガジン

<「dマガジン」とは>

NTTドコモが提供する定額雑誌読み放題サービス。
利用料は月額400円+税。取扱雑誌は160誌以上。最大1年分のバックナンバーも含めると計1000冊以上が読み放題できる。

UK:名前はきいたことがあるし、気になっていました。だけど、dマガジンってドコモのサービスですよね。スマホのキャリアがドコモではないので、関係ないかなと……。

――dマガジンはキャリア関係なく利用できます。dアカウントの登録もスマホから簡単にできますよ。

「dマガジン」のオススメポイント1

dアカウントを取得すれば、ドコモのスマホユーザーではなくても利用ができる。dアカウントの発行は、メールアドレスや誕生日、性別といった基本的な情報の入力のみで可能。

UK:へえ。じゃあ、ドコモではない自分も使えるんですね。ところで、率直な感想言っていいでしょうか。400円+税で雑誌を読み放題って安いですよね。雑誌1冊の価格かそれ以下ですよね。利用者として安いのはうれしいのですが、出版社側って大丈夫なのでしょう?

dマガジン
dマガジンのスマホアプリはiPhone版、Android版ともにあります。

―――大丈夫かどうかはわからないですが(笑)、同様のサービスを500円、600円台でだしているところもあるので、実際かなり安いと思います。

UK:どんな雑誌があるか見ていいですか?

dマガジン

UK:うわぁ、こんなに多くあるんですね!!  前はずっと読んでた「週刊ファミ通」も「週刊ザテレビジョン」もある。そっか、160誌以上もあるんですね。雑誌が世の中にそんなにあるということにも驚きました(笑)。

――あと、他にはない「週刊文春」、「週刊新潮」、「anan」などを扱っているのがスゴイところなんです。週刊ファミ通が読めるのも読み放題サービスではdマガジンだけです。

UK:そうなんですね。わぁ、週刊ファミ通懐かしいなぁ。読者投稿コーナーの町内会を読みたくて前はずっと買ってたんですよ。ゲームそんなにやってない時も買っていました。ひさびさに見たけど、町内会やっぱりいいなぁ。

「dマガジン」のオススメポイント2

他社サービスにはない雑誌も、週刊文春、週刊新潮、anan、andGIRL、ベストカー、週刊ファミ通など30誌以上を取り扱う。

普通だったら手に取らない雑誌と出会える

――知らない雑誌もありますか?

UK:いやいや、知らない雑誌ばかりですよ。「パチスロ必勝本」とか「月刊山と渓谷」とか、いいですね。全然知らない世界なので、のぞいてみたいです。女性ファッション誌なんか見ることないから「25ans」も気になる。へえ“エレ女”って言葉があるんですね。

――女性ファッション誌のトレンドワードってたぶん独特なので、のぞいてみるとおもしろいと思います。

dマガジン
取材日当日、琵琶湖は穏やかで釣り人も多くみかけました。

UK:そうですね、普通だったら読む理由がない雑誌なのでとても新鮮です。あ、「たまごクラブ」が。

――妊婦さん向けの雑誌ですね。

UK:たまごクラブは買うことはないだろうな。自分が買うってシチュエーションを考えてみると不思議。でも定額サービスだったら普通に見られるんですもんね。妊娠中の体重管理についてかぁ。よく電子書籍のメリットで人前で堂々と見られない本が買えるとかって言いますけど、それってアダルト系だけではなく、本来は縁がない雑誌のことも言えますね。いろいろ読めて楽しいですね。あ、ごめんなさい。活字中毒のところがあるので、こういうの見始めると止まらなくなっちゃって。iPhoneだとちょっと字が小さいかもしれませんね。

――タブレット、PCからも見られるます。モバイルでは合計5台までで併用できます。UKさん、タブレットなどもお持ちですよね。

UK:iPadがあります。iPadがちょうど見やすそうですね。できればiPad Proで見てみたい。PCで雑誌って読んだことないですけど、画面が大きいから快適でしょうね。

「dマガジン」のオススメポイント3

モバイル端末5台+PC1台で利用が可能。PC版はブラウザビューアで閲覧できる。

素直に、オトクですね

――さてdマガジン、使ってみてどうでしたか?

UK:リロードも早いし、400円+税で雑誌読み放題というのは素直にオトクだと思いました。嘘ニュースのネタとしても刺激になってくれそうです。

――高評価ですが、嘘ではないですね。

UK:虚構新聞以外では嘘つきません(笑)。ネットとあまり親和性がないようなジャンルの雑誌というのはこういうので読めるといいのかもと思いました。本当に。

dマガジン
dマガジンは琵琶湖の湖畔でもスムーズにリロードできました。

……と、いうわけで、虚構新聞の社主UKもdマガジンを楽しんでくれたようです! 4月の新しい季節に、今まで読んだことのない雑誌もたくさん読んでみると心機一転もできるかもしれませんね。初回31日間は無料で使えます。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります