週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

コンパクトでも重低音が凄すぎ!人気の鉄板Bluetoothスピーカーを使ってみた

2016年02月07日 10時00分更新

  手持ちのスマートフォンからワイヤレスで音楽を再生できたり、アウトドアに持ち出して仲間と音楽を楽しめるなど、手軽さや利便性が人気のBluetoothスピーカー。活用シーンを選ばないのは魅力的だが、「Bluetoothって音質はそんなに良くないんでしょ?」と思っている人、実はけっこう多いのではないだろうか。Bluetoothの利便性も欲しいし、せっかく音楽を聴くのだから良い音質で楽しみたい――そんな人にオススメできるのが、ボーズの『SoundLink Mini II』だ。

ボーズ
↑ボーズの『SoundLink Mini II』。実売価格は2万7000円前後。

 SoundLink Mini IIは、コンパクトなサイズに似合わない迫力ある重低音再生で人気を博した『SoundLink Mini』の後継モデル。実売価格は2万7000円前後と高価だが、Bluetoothスピーカーとしてはトップクラスの人気モデルをさらにブラッシュアップした製品ということで、音質のクオリティーは折り紙付きと言っていいだろう。

ボーズ
↑左右2つのスピーカーユニットのほか、中央の正面側・背面側にパッシブラジエーターを計2つ備え、小型ながらパワフルな再生を実現。

  筐体はアルミ製のクレードルを採用。5つのボタン類は本体上部にまとめられ、側面インターフェースは充電用のmicroUSB端子と外部入力用のAUX端子のみとシンプルだ。本体サイズはおよそ幅180×奥行き59×高さ51mm、重量は670gと非常にコンパクトにまとまっており、片手で持ち運べるのはもちろん、カバンに入れて外へ持ち出すのも無理のない大きさになっている。

ボーズ
↑500mlペットボトルとサイズ比較。幅・奥行きもだいたい同じぐらいで、カバンに入れて持ち運びやすいサイズに収まっている。
ボーズ

  従来モデルになかった便利機能として注目したいのが“音声ガイド”。合成音声で現在の状態を伝えてくれるので、、初期設定やペアリングの成功なども分かりやすい。たとえば起動すると「バッテリー○○%、ペアリングできます」と日本語音声で通知してくれるほか、接続の際は「○○(機種名)に接続されました」と機種名まで読み上げてくれる。Bluetoothデバイスでよくある「ちゃんと接続できているか分かりづらい」なんてことがないのはありがたい。ガイドは日本語のほか、英語、中国語など11言語から選択でき、通知のオン/オフにも対応している。

ボーズ
↑電源ボタン、ボリューム調整ボタン、マルチファンクションボタン、Bluetooth接続ボタン、計5つのボタンが本体上部に並ぶ。

  実際にスマホと接続し、音楽を流してみると、まずは小さなボディーから流れてくる低音域の量感に驚いた。本体前面と背面にパッシブラジエーターを備える“デュアル・オポージング・パッシブラジエーター”構造の効果は抜群で、このサイズのスピーカーとしては驚くほどの迫力を感じる。バンドミュージックではバスドラムのアタック感もよく出ており、気持ちよくリズムに乗れるほか、中・高音域もクリアーで、音量を上げても低音域の強さに埋もれないようなバランスを維持していると感じた。特性上、EDMのような低音域の強いダンスミュージックとも相性が良く、アウトドアやパーティーなどで音楽を楽しむのにもピッタリだ。

ボーズ
↑本体側面には充電用microUSB端子のほか、外部入力用のAUX端子を備える。Bluetoothに対応しない機器は有線で接続できる。

 ちなみにスマホとの接続中はハンズフリー通話にも対応する。着信があると音声ガイドで通知され、マルチファンクションボタンを押すことで応答が可能だ。また、Androidスマホの場合はマルチファンクションボタンの長押しでボイスダイヤルが、iPhoneの場合はSiriが起動するため、こちらから電話をかけられる。手が離せない時に使うといいだろう。

 

 

ボーズ
↑付属の充電クレードルに乗せた状態。
ボーズ
↑底面に端子があり、クレードルに乗せるだけで充電が始まる。

 バッテリーは通常音量で約10時間の連続再生に対応。これだけ長時間使えれば、外出時や電源の取れない場所でも十分に活用できると言っていい。充電に必要な時間は約4時間で、付属の専用クレードルを使えば音楽を再生しながら充電できる。

 総じてSoundLink Mini IIは、外見とは裏腹に驚くほどパワフルで、音質にも使い勝手にも不満らしい不満が見当たらない、極めて完成度の高いスピーカーと言える。Bluetoothスピーカーとしては価格が高めだが、それに見合う満足は感じられるはずだ。利便性と音質を両立したスピーカーが欲しい人はもちろん、省スペースでパワフルなスピーカーを探している人にもオススメできる。

■関連サイト
『SoundLink Mini II』製品ページ

 

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります