大注目の『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(ドラクエ11)ですが、遊べるプラットフォームがニンテンドー3DS/PlayStation 4/任天堂NXとかなり多くのユーザーの意見を参考にしたのかと思うほどの選択肢。何で遊ぼうか迷います。
前作ドラクエ10とはうって変わってオフラインゲームとなり、従来のドラクエに戻ったわけですが、据え置きとして自宅でじっくり遊ぶならPlayStation 4、家でも外でも遊ぶならニンテンドー3DSということになるでしょう。正直、この記事を書きながら、私自身もどのプラットフォームで遊ぶべきかかなり悩んでいます。と、言うのもどのプラットフォームで遊んでもストーリーが同じ。違うのはグラフィックとどこで遊べるかということ。
遊びやすさ、ドット好きならニンテンドー3DSがオススメ
まずは、おそらくユーザーが一番多いであろうニンテンドー3DS。携帯機ということで、家でも外でも遊べるというのが最大の魅力。例えば通勤・通学中でもプレイできるのですよ。電車の中で揺られながら冒険できるんです。さらに、3DS版の魅力として2画面でそれぞれ“3D表示”、“ドットふう表示”が可能。
上画面ではドラクエ9などでもおなじみのDSで発売されたドラクエのテイスト。DSでドラクエを遊んでる!という人には慣れ親しんだ感じ。対して下画面では、ドットふうということで、往年のドラクエファンにはたまらない仕様。
また、持ち運べることに着目すると、友達や彼氏、彼女、すれ違いばかりのサマルトリアの王子、石化してしまった嫁たちといっしょに盛り上がれるということ(私はビアンカ派ですが結婚せず、村に放置するプレイが好きです)。案外ここも重要だったりするわけで、協力して遊ぶゲームではないものの、「俺、今ここまで攻略したぜ!」とか「私、ここのダンジョンで迷っちゃうの~」などといった会話に発展するかもしないかも。
当たり前ですが、ニンテンドー3DSはPlayStation 4に比べて安価なのもポイント。今現在、3DSをもっていなくても、ハードと合わせていっしょに買うならば3DSのほうが安く済ませられるでしょう。
ドラクエ11以外のドラクエも遊びたい人にはPlayStation 4
ドラクエ以外のゲームを挙げてしまうとキリが無いですし、それはどのプラットフォームでも同じなので避けますが、『ドラクエ新作発表会』にて発表されたタイトルでいうと、『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』、『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』がPS4向けに新作として発表されました。
ビルダーズに関してはドラクエ初となるサンドボックスゲームで、世界中で大人気のマインクラフトのようなゲームになるようですが、舞台は『ドラゴンクエスト』(ドラクエ1)の竜王との会話の後…。「せかいの はんぶんを きさまに やろう」の問いかけに、「はい」と返事をしてしまった想定で、竜王によって滅ぼされた“アレフガルド”の土地を、入手できる素材を使用して自分の手で創造していくゲーム性です。
武器や防具を自分でつくっていくだけでなく、町を復興させて住民を増やしていくので、『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』(ドラクエ7)の移民の町のようなイメージ。
魔物との戦闘要素はアクションとなっていることもあり、ドラクエとしてはかなり異色作。それだけにかなり注目されている作品です。
↑トラップを仕掛けて攻略する場面も。 |
また、『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』は俗に言う“無双系”のゲームで、2015年2月末に発売した『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』から約1ヵ月後に続編制作が決定したアクションゲーム。特徴的なのは歴代の仲間キャラクターたちがボイス付きで登場するところ。
また、ヒーローズ2ではマリベル(ドラクエ7)やハッサン(ドラクエ6)などの前作には登場しなかった歴代キャラが登場するようです。
先に、“ドラクエ以外のゲームを上げるとキリが無い”と書いたものの、スクエニで広げればフルリメイクするFF7、FFナンバリング新作となるFF15もPS4で控えているわけで、タイトルが充実しつつある今ならばPlayStation 4かなと思います。
まだ影も形も無いけど気になる任天堂NX
発表会の最後の最後に対応を告知したプラットフォームが“任天堂NX”。こちらは任天堂とDeNAによる事業提携で発表された新しいハードです。それ以上は何もわかりませんし、NXがオススメ!ということは書かず、別の切り口で検討してみました。
これ以降は完全に私の予想ですが、“任天堂NXは据え置き機としてそう遠くない未来に発売されるのではないか”と思っています。そのローンチタイトルとしてドラクエ11を合わせて発売する…というふうに予想しています。
ドラクエの新作発表会では“Wii U”向けの完全新作タイトルが無かったということで、「スクエニ(ドラクエ)はWii Uを切り捨てた」などとの意見もあるようですが、切ったということではなく、NXに照準を合わせただけという解釈をしました。Wii U(2012年発売)自体も販売数を徐々に伸ばし、2015年6月末時点で1000万台を突破(任天堂 ハード・ソフト販売実績)しました。ただ、PlayStation 4(2013年北米発売開始 国内は2014年)が同年3月時点で2000万台突破(PlayStationBlog)しています。ちなみに、Wiiは1億台以上販売。Wii以前の任天堂ハードだと、ゲームキューブは2000万台、NINTENDO64は3000万台以上販売してます。
今年中に何かしらNXに対する続報があるやもしれません。新プラットフォームでドラクエ11を遊ぶんだ!という固い意思をおもちであれば待つのもアリかと。
それでも迷うなら全プラットフォームのドラクエ11を購入する案
何で遊べばいいのか迷うわせるようなプラットフォーム構成なので、迷いドコロですがすべてのプラットフォームで遊んでみるというのも悪くないかと。ストーリーこそ共通しているものの、やはりグラフィックの違いというのはかなり大きな要素ですよ。何週も同じゲームをプレイするということってあるじゃないですか。私はドラクエ4と7が好きなので、どちらもそこそこプレイはしましたが、結局さまざまなプラットフォームで遊んでるわけです。
ドラクエ7自体は、発売日に購入したPlayStation版(初代)とPS3でプレイしたくて購入したPlayStation版(2代目)、そしてDS版と3つも所持してます。ちなみにPS版(初代)は、フリーズするようになってしまいプレイできなくなってしまいましたが…。
発売予定はドラクエ30周年以内(予定)
発売予定時期については「ドラクエ30周年以内に発売したい」という言及がありました。『ドラゴンクエスト』(ドラクエ1)が発売されたのは1986年5月27日。30周年以内というと、2016年5月27日から2017年5月26日まで。ドラクエは発売時期がかなりバラバラで、何月に発売するんじゃないかという予想はしにくいですが、個人的な希望だと2016年末のクリスマス商戦あたりで発売して、年末年始をドラクエで過ごすことができるのがベストです。
『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』
●スクウェア・エニックス
●発売日:未定
●価格:未定
●対応ハード:ニンテンドー3DS/PlayStation 4/任天堂NX
■関連サイト
・ドラゴンクエスト 公式サイト
(C)2015 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります