図版:newzoo |
アップルとグーグルが中国の甘い点心をねらっている。
ゲーム市場調査のnewzooが14日に発表したところによれば、2015年の中国スマホゲーム市場は世界市場301億ドルの約21%にあたる65億ドルの巨大市場に達すると見ている。約60億ドルと予想される米国市場を超え、中国は世界最大規模のスマホゲーム市場となるという。
世界スマホゲーム市場に中国市場が占めるパーセンテージで見ると、iOSが8%(約23億ドル)、Androidは12%(約36億ドル)におよんだ。アップルが大きく存在感を強めている。
スマートフォンのトップシェアはアップルで32%。2位以下のサムスンとシャオミはアップルの半分以下という状態だ。中国におけるアクティブデバイスは約2億5700万台。人口13億人を超える市場ではまだ成長の余地もある。
アップルは中国に複雑な思い出もたくさんあるだろうが、市場としてはしっかり確保を進めているわけである。1-3月期の決算でiPhoneの販売が中国で大きく増加したこともあり、存在感がより高まった形だ。
なおアプリ開発元としては中国企業テンセントがダントツのNo.1。次いでモバイルRPG『Fantasy Westward Journey』などの中国で人気のタイトルをもつNetEase(網易)。このほか、マイクロソフトに買収されたスウェーデン企業モヤンの『マインクラフト』も人気が爆発しているそうだ。
とか言ってるうちにマインクラフトのパクリアプリなんかもめちゃくちゃ出てそうだけど。中国市場はまだまだ熱い。
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