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1デッキで組合せ可能なカード数は最大42!!『機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー』プレイレポ

2015年07月02日 11時30分更新

 以前のカードビルダーでは女性キャラ縛りでプレイしていた、元萌えスレ住人のハッチです。今回、カードビルダーシリーズ最新作である『機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー』をプレイさせて頂く機会を得たので、操作方法やシステムについて可能な限りでお伝えしたいと思います。

機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー
↑筐体は随所にLEDを内蔵。LEDの色は変更できるので、バージョンアップ後に色を変えてわかりやすくしたいとのこと。

 まず、前作のファンが最も気になっているのは、カードの種類やカスタマイズ性でしょう。その点に関して、プロデューサーの安田直矢氏は「運営に力を入れ、テレビ作品の主役級モビルスーツからMSVなどのマニアックなモビルスーツまで、幅広いラインナップの新弾追加を定期的に行なう」とのこと。前作における武器やカスタムカードについては、「ウェブサイトとの連動でデジタル上でのカスタマイズ要素を入れるなど、ゲームと連動したサービスも展開していく」とおっしゃってました。

 一方、本作は稼働第1弾では宇宙世紀の様々なタイトルから80種類以上のメカニックカードが収録予定だ。そして、カード追加は年間に2~3回と頻繁に行なう方針で、ユーザーを飽きさせないようにしたいとおっしゃっていました。ちなみに、前作のカードは仕様が違うため使えないようです。

 ちらっと聞いたところ、MSVのカードも登場するそうです。前作人気だったハロウィン隊などは出ますか?との質問には、検討しておりますとのお返事を頂きました。

機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー
↑出撃準備の画面。画面左側には秘書?オペレーター?となるのか、ファンの間で通称ケルゲレン子と呼ばれる女性士官の姿が。

 本作はキャラクターとメカニックのカードを合わせた1組を1ユニットとして、操作するメインユニットは3つ。さらにメインユニットとは別に、“Trooper(トルーパー)”と“Striker(ストライカー)”の2種類のアシストユニットを、18体まで設定できます。

 そして、各メインユニットに3つのトルーパーと、3つのストライカーを設定できます。トルーパーとストライカーは、カードを設定しなければスロットは空いたままになります。また、カードにはそれぞれコストが設定されています。高性能なメカニックと強キャラクターで構成した場合、撃墜された際のコストが高くなるので、そうしたコスト配分も考慮してデッキを組む必要がありそうです。ちなみに、前作は大尉、大佐、准将などランクによって、総コストが変わりましたが、本作の総コストは固定とのこと。現在のバージョンでは総コストが2000でしたが、この辺りは調整が入るかもしれませんね。

 ちなみに、メインユニット(2×3)にトルーパー(2×3×3)、ストライカー(2×3×3)を最大数設定する場合、カードは全部で42枚必要となります。その数を毎回ゲームセンターで設定するのは大変だ、と思われるでしょうが、大丈夫。専用のウェブサイトを用意するようなので、スマホやタブレット、PCを使って、トルーパーとストライカーを事前に登録し、ゲームセンターでは操作するメインユニットのみ配置して登録すれば済むようです。自分の戦術に合わせて登録した多くの部隊から好きなものを選び、デッキ構築できるのは楽しみですね。

機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー
↑アシストユニットの編成は、この画面からも行なえる様子。今回のプレイでは、メカニックはガンダム、ユニコーンガンダム、ZZガンダムといった主役級から、シャアザク、ガンキャノン、百式、ジェガン、リゼル、マラサイなどラインアップは豊富でした。
機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー

 ゲームが始まると右側にはメインユニットが縦に並び、左側には選択中のキャラクター、そのキャラクターに設定しているトルーパー、ストライカーの順に表示されています。

機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー

 メカニックはA、B、C、Dと4つのモード(武装切り替え)に、それぞれ武器(MSによっては武器数が少ないものもある)が設定されており、左側のアイコンをタッチすると武器が切り替わります。武器のモードによって、Aモード:予測射撃で攻撃が当たりやすい、Bモード:回避で攻撃を避ける事が可能、Cモード:威力の高い攻撃が可能、Dモード:ガードによりダメージ軽減が可能、という特徴があります。

 こうした、モードごとの挙動は全メカニック共通です。それぞれ、有利不利がある4すくみになっており、AがBに有効、BがCに有効、CがDに有効、DがAに有効となっています。

 A、B、C、Dの中央にある10個のゲージは、戦術ポイントと呼ばれ武器の変更時やトルーパーの出撃、後に説明する“ストライクオペレーション”で使用します。

機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー

 通常攻撃はメインユニットの攻撃エリアに敵機を捉えるだけで、自動で行なわれます。右側の画面の各ユニットの下のLv.01は出撃初期から使用でき、タッチすることでトルーパーがメインユニットの僚機として登場。メインユニットが攻撃を行なうと、一緒に自動で敵機を攻撃します。ただし、トルーパーの出撃には戦術ポイントを必要とするので、最初から戦術ポイントを使ってトルーパーを出撃させるか、戦術ポイントを貯めておくかは、デッキと戦術によって変わってくるでしょう。

機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー
↑片手で2つのカードを操作して、敵機を攻撃エリアに捉える操作は、前作をプレイした人なら感覚的に行なえる感じ。この間に戦術ポイントの数値も把握して戦術を考えるのには今作ならではの要素なので、慣れが必要かもしれません
機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー

 攻撃エリアは前作に割と近い感じでした。ただし、前作と異なり自動攻撃なので、敵機を攻撃エリアに入れ続ける必要があります。そのため、カードは常に動かし続ける必要があるのです。攻撃エリアに敵をとらえ続けると、戦術レベルが上がり、右側の画面のLv.02以降がレベルに応じて解放されます。これが、“ストライクオペレーション”と呼ばれる、本作からの新要素。ストライクオペレーションは右側の画面で選択すると、戦術ポイントを消費して発動。敵をロックオンしながら、右側の画面のさらに右にあるボタンで使用します。

機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー
↑ストライクオペレーションを発動して、ロックオンすると敵に赤いマークが点滅。点灯に変わったら、物理ボタンで使用します。逆に敵からロックオンを受けると、警告音が鳴るので、敵の攻撃に気をつけなければなりません。
機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー
↑物理ボタンはひとつのみ。その上には同社のゲームのユーザー認証カード“バナパスポート”の読み取りタッチパッドになっています。ここにもふんだんにLEDが。
機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー
機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー
機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー
機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー

 ストライクオペレーションは言うなればカットインありの必殺技です。発動すると画面が切り替わり、予想ダメージと命中率が表示されます。この際、自分が発動した場合は援護攻撃、相手に発動された場合は援護防御が選択できます。この時選択できるのがストライカーです。ストライカーの使用にも戦術ポイントが必要。察しの良い方はお気づきでしょうが、トルーパーの出撃やストライクオペレーションの発動、ストライカーの使用とあらゆるところで戦術ポイントが必要になるので、どのユニットを使って、いつ戦術ポイントを使うかが重要になります。

機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー
機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー

 左がストライカー未選択の場合、右がストライカーを選択した場合。ユニットが異なるので、あくまで参考と考えて欲しいが、ストライカーを選択すると威力がまったく違うのがわかってもらえるでしょう。

機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー
↑前作同様、カットイン中にカードを動かしておいて、次に備えておくと有利になるかもしれませんね。

 ただし、実際プレイしてみると前作と違い、ストライクオペレーションやモードの切り替え(武装の切り替え)、トルーパーの呼び出しなどを何も考えずにガンガン出し、適当に戦術ポイントを使っていると、肝心なところで戦術ポイントが切れるといった事態に容易に陥ります。広い視野と高い判断力が必要だなぁ~っと感じました。

機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー
機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー

 戦闘は敵を撃墜して戦術ゲージが0になるか、タイムアウト時に少ない方が負けになります。この勝敗の仕様は前作と同様です。

 本作はCPUとのシングルプレイと、全国ネットワーク対戦があり、マップも豊富に用意されるようです。リリースムービーに登場したメカニックカードには記載がありませんでしたが、水中などの地形適正もあるとのことです。(今回のプレイでは宇宙空間のみでしたので、確認できませんでしたが……)

 カードの情報は今後に期待ですが、本作のアクション性の高いゲームシステムは、戦闘を十二分に楽しみたい人には満足のいくもののように感じました。「今回のロケテストのアンケート結果などを今後の製品開発に確実に反映する」と力強く安田プロデューサーもおっしゃっておりましたし、アンケートに回答いただいた方にバナパスポートカード用オリジナルステッカーをプレゼント!とのことですので、ロケテストに参加できる人は、まず触ってみてそのシステムの妙を楽しんでみると良いでしょう。

■関連サイト
機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー公式ページ

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