バンダイナムコはアーケードゲームの新作『機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー』のリリースムービーを18時に公開した。
『機動戦士ガンダム カードビルダー』シリーズは、歴代のガンダムが登場するトレーディングカードゲーム。2012年6月までネットワークサービスが提供されていた『機動戦士ガンダム0083カードビルダー 両雄激突』は、キャラクター、メカニック、ウェポン、カスタムの4種類のカードを組み合わせるカスタマイズの高さ、3すくみを考慮したリアルタイムの戦術性で高い人気を得た。
U.C.カードビルダーは筐体が一新。従来は左右2面のセンターモニターと、液晶とカード読み取り台を搭載した8台のサテライトで構成されていたが、U.C.カードビルダーは上下2面の32インチのフルHD液晶が搭載される形へと進化した。下側の液晶はカードの読み取りや操作で利用するタッチパネル液晶となっている。
当然、カードデザインも従来から変化。メカニックカードは前面に描き下ろしイラストのほかHP、ATK、MOVといった3つのステータスに、宇宙、地上といった地形適正、コスト、サポートが記載される。裏面にはモビルスーツの解説、武器、スキルが記されている。
一方、キャラクターカードは前面に描き下ろしイラストと、OPEとLOCといった2つのステータス、コスト、サポートを記載。裏面にはキャラクターの解説、レベルごとのスキル、STRIKE BOOST(ストライクブースト)などが記載される。
サポートはメカニックでは武器マーク、キャラクターは追従型といったタイプが表記されているが、どのような状況で発動されるのかは不明。また、ストライクブーストは従来機にはない単語、SITUATION(シチュエーション)という文字があるので、条件ごとに発動する能力と思われる。
デッキ編成はメカニックカードとキャラクターを組み合わせた1ユニットとし、自分で操作するメインユニット3つと、自動で行動するアシストユニット9つで構成する。メカニックカードの記載からわかるように、従来のように武器カードやカスタムカードの組み合わせはなく、武装は固定、スキルはモビルスーツ(MS)とキャラクターが持つ各スキルが条件に合わせて発動する形のようだ。艦長の表示もないことから、戦艦はなくなった可能性がある。0083カードビルダーでは連邦、ジオンと所属する軍が2つに分かれていたが、Z以降は組織が政治も絡み複雑化しており、単純に2分化できないため所属といったものもなくなっているのかもしれない。オペレーターは機動戦士ガンダム 第08MS小隊に登場するジオン国軍所属の名も無き女性オペレーターが確認できた。
ゲーム画面は各ユニットから攻撃範囲が延び、AやBといった攻撃方法の表記が見受けられる。MS横の10個のアイコンは各MSの体力だろうか……。一番下のゲージは総コストと思われる。画面上にはLEVEL UPという文字が見えるが対戦中に何らからの条件でレベルアップするのかもしれない。それが、プレイヤーレベルなのかユニットレベルなのかは不明だ。
本作は敵を射程内に入れると、自動的に通常攻撃を行なうとのこと。また、敵をロックオンしたあと物理ボタンタッチで、美麗なカットインとともに一斉攻撃を行なう新システム“ストライクオペレーション”が発動する。
従来の『機動戦士ガンダム0083カードビルダー 両雄激突』までは、開発はセガが行なっていたが、U.C.カードビルダーはアーマード・コアシリーズなどのメカアクションに定評のあるフロム・ソフトウェアとの共同開発となっている。
また、アルファロケテストが神奈川県川崎市のnamcoラゾーナ川崎店で行なわれることが発表された。開催時期は7月3日(金)18時から23時30分、7月4日(土)10時から23時30分、7月5日(日)10時から23時30分の3日間。
正式サービスは2016年のできるだけ早い時期とのこと。操作方法の詳細やカード化されるMS、キャラクターなど、気になる点は今後の情報に期待したい。
(C)創通・サンライズ
■関連サイト
機動戦士ガンダム U.C.カードビルダー公式ページ
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