東芝とトプコンは6月29日、アスファルト道路舗装面のひび割れ自動検出システムを共同で開発すると発表した。同システムはトプコンのもつモバイルマッピングシステムと東芝の画像認識技術を組み合わせることで、アスファルト舗装面のひび割れ検出を自動で行なうことを実現したもの。
自動検出システムは自動車で走行しながら路面を動画撮影し、画像の輝度の分布からひび割れを自動検出、ひび割れ率を算出する。従来は人の手によって行なわれていた調査にかかる作業時間を約40%短縮できるのが最大の利点。市町村道や生活道路など、さまざまな道路で利用でき、道路状態の“見える化”や道路維持管理の効率化に貢献する。
走行時の安定性が路面状態によって左右されるバイクや自転車などの二輪乗りにとって、道路陥没やひび割れ、轍などが今までより早く修復されることが期待される自動検出システムの登場はまさに朗報。
自動検出システムは9月から順次市場に投入される計画で、7月22日から開催される『第7回 インフラ検査・維持管理展2015』で展示される予定。
■関連サイト
・東芝
・トプコン
・第7回 インフラ検査・維持管理展2015
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