写真:CorVin |
もしかしたらApple Watchは完成形じゃなく、日本の腕時計職人がかかわることで完成に近づくのかもしれない。
MSソリューションズ、ファクタスデザイン共同制作の『CorVin』(コービン)は、ベルトと組み合わせたApple Watch専用ケース。チタン/本ワニ革、ステンレススチール/カーフ(子牛)レザー、ステンレススチール/スムースカーフレザーの3種類。
価格は未定。MSソリューションズによると、発売時期は「8月末に出せたら」。
CorVin(価格未定) |
Apple Watchをはめこむ形 |
構造としてはApple Watchのベルトをはずしてケースにはめる形。CorVinのベルトはケースからバネ棒でとりはずしできるようになっていて、自由につけかえられる。
ファクタスデザイン鉢呂文秀代表は、国産機械式時計の名機とうたわれる『オリエントスター』オリエント時計の元チーフデザイナー。腕時計の伝統的なデザインをApple Watchのためのケースに応用しているそうだ。
たとえばステンレススチール/スムースカーフレザーの組み合わせは、腕時計のスタンダードデザインである角型レクタンギュラー。ケースに金属アレルギーの少ないとされる316Lスチールを使うなど素材にもこだわりがある。
装着したところ。腕時計っぽい |
考えてみればApple Watchはベルトを交換できるのが売り、腕時計のデザインとしてこだわりを発揮できるケースやベルトは利用者のカスタマイズ次第ってこと。日本製のディテールはアップルにとって案外足りなかったピースだったのかも。
ちょっとApple Watchが欲しくなったのが正直な感想。ただ、心配なのはこれから進化版の『Apple Watch 2』が出たとき、ディスプレイサイズや端子形状が変わってケースが「いい思い出」にならないかってことなんだけどね……。
●関連サイト
CorVin
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