東急電鉄グル―プのもつインフラや施設でテストマーケティングまで行なえる、ベンチャー・スタートアップ向けの“東急アクセラレートプログラム”が開始、2015年6月18日にキックオフ説明会が開催された。
東京急行電鉄とIMJ Investment Partnersの協業で実施されるプログラム。「ベンチャーと共に、イノベーティブな街づくりを」をテーマに、7月1日から公式サイトで募集を開始する。
目玉は東急グループを活用したテストマーケティング
3回の選考を経て、選ばれた支援企業は東急グループの協力のもと、広告媒体、施設、顧客基盤、営業網、東急総合研究所の各種調査データを活用してテストマーケティングを行なえる。東急沿線の駅や商業施設も利用できる。その結果をもって、業務提携などを検討するというもの。また副賞として東急賞が109万円、渋谷賞が42万8000円の賞金が与えられる2つの賞が用意され、採択企業も2社になる見込みだ。
応募資格は、応募時点で法人登記が完了している設立5年以内の企業。さらに、製品やサービスのプロトタイプを用意できるほどの規模にあることだ。1社で応募できるのはひとつのプランのみだが、ほかのコンテストとの併願は可能。事業展開エリアに東急沿線が含まれていることと、東急グループのリソースを取り込んだプランが望ましいという。
対象事業領域は、生活サービス、都市開発、交通と多岐にわたる。応募にはビジネスモデル図の提出が必要になり、プロダクトと具体的なビジネス展開が描かれているかが重要となる。
現在、事業領域について何が求められているかアンケートを実施しており、鉄道、保育、宅配などの興味関心が高いようだ。
これだけ大規模なインフラやサービスをテストマーケティングに利用できるアクセラレートプログラムはそうそうないチャンス。我こそはと思う、ベンチャー・スタートアップ企業はチャレンジしてみるのがいいだろう。
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東急アクセラレートプログラム
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