東京・渋谷にマンガサロン『トリガー』オープン
良作マンガに出会えるマンガサロン『トリガー』が東京・渋谷にグランドオープンとなりました。
カフェ・バーをイメージした落ち着ける空間に4000タイトル以上のマンガがぎっしり。基本的にひとつのタイトルにつき頭の3巻のみ置くスタイルなので、全巻揃えているマンガ喫茶より幅広いタイトルを網羅することが可能になりました。
店内にはマンガコンシェルジュが常駐しておりお客さんの好みに合いそうなマンガを提案してくれ、“運命の一冊”を見つけるトリガー(きっかけ)をつくるというのがコンセプト。プロジェクトメンバーにはおすすめ本提案サイト『マンガHONZ』の代表でもある堀江貴文氏を筆頭に、マンガ好きの識者が名を連ねています。
年間1000冊以上の漫画を読む『マンガHONZ』レビュワーが厳選した4000タイトル以上のマンガがズラッと揃っています。 |
上のほうの棚を仰ぐと通常では手に入らないようなプレミアムマンガも置いてあることに気が付きます。『完全復刻版 火の鳥』など。なんと贅沢な空間。 |
マンガをテーマにした飲食メニューを食べてきた
店内ではお酒を飲んだり、食事もできるのですが、メニューの内容がマンガをテーマにしておりマンガ好きにはたまりませんよね!!
さっそく、週アスグルメ担当のナベコが食べてきましたよ。
●花の『シャケトー』(500円)
花の『シャケトー』は『花のズボラ飯』の第1話に登場する究極のズボラ飯。シャケフレークと“悪のカロリー軍団の手下”マヨネーズをあえたものをパンに塗ってトーストにしたもの。
シャケフレーク、マヨネーズ。おいしくないわけないです。日本人が大好きなシャケの味わいとマヨネーズの香ばしさがマッチします。花さんの言葉を借りれば「んぅ……!! うんまア!!」。
家でも再現しようと思えばできますが、なかなか実際には機会がなかったというのがこの私。こうやって外食で気軽に『花のズボラ飯』の世界観を味わえるメニューを食べられるのはうれしいです。
●深夜食堂の『豚汁定食』(500円)
小林薫主演の実写版でも人気の『深夜食堂』から豚汁定食がメニューに。豚汁定食って深夜0時からオープンするという深夜食堂の唯一のレギュラーメニューなので、特別な意味があるんですよね。
これは、みなさんホッとする味でしょう。豚肉、にんじん、ゴボウ、サトイモ、といったゴロゴロした具が入った豚汁に玉子かけご飯。いってみれば、へんてつのない家庭の素朴な味。だからこそホッとできて、深夜食堂の世界観を思うとしみじみとした溜息が出てきますよ。生活に疲れた人はぜひ食べてほしいです。
●『上官の食糧庫から盗ってきた肉』(500円)
『上官の食糧庫から盗ってきた肉』は、『進撃の巨人』の1巻でサシャが盗んできたというエピソードのをモチーフにしています。
ビールやウイスキーに合う、しっかりお肉のソーセージ。“盗ってきた”肉なので日によって種類が変わることもあるそうです。サシャ、食欲のままに今日もがんばって肉を調達してきて、と励ましの言葉をかけたくなりますよ、きっと。
●『プロシュート兄貴』(500円)
『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する三大兄貴のひとり“プロシュート”をテーマにしたプロシュート(生ハム)。お酒が進む、進む。500円という値段に対してボリュームたっぷりな気がします。
●『ふしぎな木の実』(500円)
ナッツ盛合せ。効果抜群です!
お酒の名前がどのマンガ由来か当てよう
お酒のメニューもマンガにちなんだユニークな名称のものを揃えています。名前だけを一部紹介しますね。
『キンキンに冷えてやがるっ……!』(700円)
『神の雫』赤・白(900円)
『稲妻落とし』(700円)
『大野さん』(800円)
『燃えろ、オレの小宇宙よ!』(800円)
『ダーリン、うちしああせだっちゃ』(700円)
『トキワ壮名物チューダー』(700円)
などなど。
マンガを知っている人なら「あ、あれね」とピンと来るけど、知らない人だと首をかしげてしまいそうな、マンガ知識を試すようなメニューたち。「うーん、私の知識はまだまだだな」とか迷いながら楽しめますよ!
●『トキワ壮名物チューダー』(700円)を頼んでみた
お酒を出す店では酒を飲むのがモットーな記者ナベコが『チューダー』を飲んでみました。
チューダーとは、手塚治虫をはじめ赤塚不二夫、藤子不二雄らが集ったトキワ壮で呑まれたというもの。正体はというと、焼酎の三ツ矢サイダー割りなのです。その味とは!
いやーん、イケる!
三ツ矢サイダーの甘みやのど越し、そして後味の良さがあり、爽快感のあるおいしさです。夏祭りにゴクゴク飲んでプハーってしたいです。サイコー。
トリガーの利用はチャージ500円
マンガコラボ飯、ドリンクを複数用意したマンガサロン『トリガー』。利用するにはチャージ料金500円がかかります。年間費を支払って“トリガーカード”の会員になった場合はチャージ料が無料に。
『トリガー』では通常の営業以外にも、マンガ好きが集まるイベントスペースとして、マンガ家さんを招待したファンイベントや、新刊販促イベント、なども開催する予定ということです。例えば、とあるひとつのマンガにテーマに絞って、掲載されているグルメ料理をひたすら再現する“マンガ飯ナイト”の開催も想定しているそうです。
マンガでみたあの飯、この飯が実際に食べられるかも。あなたはどもマンガ飯が食べたい?
マンガサロン『トリガー』
東京都渋谷区渋谷3-15-2 コンパルビル4F
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