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早く日本でも売って!海外先行リリースのソニー4Kデジカメ3機種全部欲しすぎてヤバイ

2015年06月11日 19時30分更新

  ソニーが米国で裏面照射型の大型素子を採用したデジタルカメラを3機種発表した。これまで裏面照射と言うと小型の撮像素子でこそ画素面積が増える効果が高いとされてきたが、生みの親であるソニー自らが、大型素子を投入してきた。3機種ともに感度の向上やデータ転送速度の高速化により、4K/30pの動画を撮影できるのが最大の特長である。

世界初の“裏面照射型フルサイズCMOSセンサー”を搭載した『α7R II』

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『α7R II』(ILCE-7RM2)

 『α7R II』(ILCE-7RM2)は、αシリーズのEマウントを採用し、フルサイズ素子を搭載した『α7』系の新機種で、名前のとおりα7Rの後継機種だが、最新のα7 IIに搭載したボディー内手振れ補正も内蔵し、世界初のフルサイズ素子による4K動画撮影が可能としている。

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  最大の特長は世界初の“裏面照射型フルサイズCMOSセンサー”を搭載したこと。7Rの3640万画素から4240万画素へと画素数を16%増やしながら、最高感度はISO25600から102400へと2段ぶん高くなっている。素子のデータ転送速度も3.5倍速くなっており、4K動画撮影とサイレント撮影(シャッターを駆動させずに撮影する)が可能だ。

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 α7 Ⅱと同様にピッチ・ヨー・X・Y・ロールの5軸の手振れ補正を内蔵。シャッター速度で4.5段ぶんの効果を実現している。シャッターユニットも刷新しており、撮影時の震動は50%削減し、耐久性は50万回。既存の光学式手振れ補正レンズとの併用も可能で、さらに高い効果を得られるという。

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 AFは25点のコントラストAFに加え、399点での像面位相差AFを内蔵し、AF速度は40%向上。動体感知アルゴリズムを備え、AFしながら毎秒5コマの高速撮影が可能となっている。なお、同社のαシリーズの一眼レフ型用レンズ(Aマウント)をアダプター(LA-EA3/EA1)を介して利用する場合も、像面位相差AFが可能で、速度向上が期待できる。

 EVFはXGA(1024×768ドット)のOLED(有機EL)と同じだが、ファインダーの光学系にはツァイスT*コーティングを施した両面非球面レンズを採用して、倍率は従来の0.71倍から0.78倍へと拡大した。

 4K動画撮影はスーパー35mmクロップモードとフルフレームモードがある。スーパー35mmクロップモードは、撮像素子の中央のほぼAPS-Cサイズの部分(約1500万画素)を使って4K映像(約830万画素)を生成するもので、モアレやジャギーを抑止した映像が得られる。フルフレームモードは全素子幅を使って撮影した映像を同じく4K画素に圧縮するもので、フルサイズ素子のクオリティーを存分に味わえるものとなる。

 記録方式はAdvanced XAVC S方式で、フルHD(1920×1080ドット)では50Mbps、4Kでは100Mbpsの転送速度となるため、Class10以上のSDXCカードが必要で、100Mbps時はさらにUHSスピードクラス3以上が必要となる。

 米国では8月に3200ドルで発売する予定。現レートだと約39万円と現行7Rの約2倍のお値段だが、全部入りの最高機種として日本での発表が待たれる。

サイバーショットも4K動画撮影が可能に

 加えて、大型撮像素子を搭載したレンズ固定のコンパクトカメラ『RX100』と『RX10』の後継機として、『RX100 IV』(DSC-RX100M4)と『RX10 II』(DSC-RX10M2)も発表した。

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『RX100 IV』(DSC-RX100M4)
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『RX10 II』(DSC-RX10M2)
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  ともに、新開発の1型サイズの新型裏面照射CMOSを搭載する。DRAMのメモリーチップを組み込むことにより、従来の5倍の高速データ転送が可能となっている。これにより、960fps(40倍)のスーパースローモーション撮影や32000分の1秒の高速シャッター、4K動画の撮影を実現した。静止画もRX10M2で毎秒14コマ、RX100M4で毎秒16コマの撮影が連写が可能で、4K動画は3840×2160ドットの30fpsとα7R IIと同じで、転送速度も50/100Mbpsなので、撮影には相当のSDカードが必要になる。ちなみに、4K動画の撮影時間はRX10M2が29分でRX100M4は5分。

  両機種ともに米国では7月発売で価格は1000ドルと1300ドル。こちらも日本での発売が待たれる。

(2015年6月13日1時50分訂正:記事初出時、スーパー35mmクロップモードの説明で誤りがございましたので、お詫びして訂正します。)

■関連サイト
α7R IIのニュースリリース
RX100 IVとRX10 IIのニュースリリース

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