お店で飲むちゃんとしたカフェラテは、おいしい。
香り?豆の味?一体何が違うの?
普通の器具を使っている限り、自宅でどんなにこだわって淹れたところで、あの味には絶対にならないのが悔しいところだ。その理由は簡単、コーヒーの抽出方法が違う。マシンだ。マシンを使って出さなければ。
そもそもカフェラテは、良質なエスプレッソをベースとしてミルクと混ぜ合わせる、いわゆるドリップコーヒーとはまったく別の飲み物。コーヒーを牛乳で薄めたって似るのは色だけだ。
さて、人はそうやって、『エスプレッソ・コーヒーマシン』というコーヒーガジェットに行き着く。そして調べてみてびっくりする。いまの日本の市場で、普通に量販店で購入できる全自動のエスプレッソ・コーヒーマシンを展開しているのはほぼ1社。しかも海外のメーカーだ。
デロンギである。イタリア人がつくるコーヒーマシン。
なぜイタリア企業が、ここ日本市場でエスプレッソマシンで気を吐いているのだろう?なぜ、日本にはいくつもある総合家電メーカーが大手を振って展開していないんだろう?不思議だ。
そう思って、デロンギ社の中の人にうかがうと、「え?」と耳を疑うような情報が色々聞こえてくる。
・デロンギが全自動コーヒーマシンを作り始めたのは、割と最近。なんと2002年から。
実は2002年。わずか13年前。もちろん後発組だ。すでに全自動エスプレッソ・コーヒーマシン業界の競合がいくつもあった。
・ビジネス好調。この5年の間に売上ベースで3桁%の成長。世界トップシェア
とはいっても価格帯は別に安いわけじゃない。5万円〜16万円。むしろ、結構勇気のいる価格帯。
・イタリア人のイメージとは正反対。各国の好みに合わせて専用メニューがつくれる専用仕様のマシンを用意して展開中。その数、膨大。
世間一般のラテン系のイメージとは違って、かなり実直で地道な印象だ。
実際、エスプレッソ・コーヒーマシンの心臓部である”抽出ユニット”には、他社にはない特許をもっていて、それが味とメンテナンス性の簡略化の点で大きな差別化になっているとも。
抽出ユニット以外にも、たとえば、豆から全自動抽出するために内蔵する電動ミル機能は、高級機のコーン式。 |
エスプレッソは本来、バリスタの職人芸でその日の湿度や豆のコンディションに合わせて手動マシンにセットして抽出するものだ。
ただ、毎朝、その職人芸で自分用のコーヒーを入れるのはやっぱり面倒だ。「じゃ、自動で抽出できるマシンを作ればいいんじゃない?」「できるだけメンテも手間いらずにしないと使っていられないよね」そんな発想で始まったのだという。
そもそも、イタリア人は非常にコーヒーにこだわりをもっている民族。エスプレッソはイタリアの文化だし、その飲み方も日本で聞いたことのないような細かな注文方法がある。
コーヒー好きのイタリア人が、自分たちが満足できる味を求めてつくったコーヒーマシン。その前のめりなコダワリっぷりは古きよき日本企業のエンジニアリングへのこだわりに近い空気を感じる。
コーヒーをこよなく愛していて、だから採算度外視でもイイものを作りたい、だから根性で作り続けてここまできた、そういうことを情熱たっぷりに語れる人たちがいるメーカーは面白い。
さて、細かな部分をあえて省いて書いた理由は、5月29日(金)18:30〜開催の、コーヒー好きによるコーヒーのためのトークイベントでデロンギの中の人たち自身から聞いてみてほしいから。
味にうるさいイタリア人が納得するコーヒーをつくるテクノロジーは、想像以上に深かった。しかも、そこには日本企業が容易に入ってこられなかった理由もある。面白いですよ。
当日使ううちの1台のデロンギさんのマシン。この場所、仙川にある猿田彦珈琲さんのロースターエリアの中です!まさに挽き目の細かさ、豆の量などなどをセッティング中。 |
そして限定イベントならではのスペシャルな要素。
登壇社でもあるデロンギと猿田彦珈琲のこの日だけの特別コラボ。なんと、猿田彦珈琲の豆に合わせて、デロンギの全自動コーヒーマシンのセッティングを徹底調整した、専用セッティングによる体験試飲をご用意。自宅で、しかもボタン一発の全自動マシンで、スペシャルティコーヒーの味わいが抽出できることをご自身で確認してみてください。
この企画、猿田彦珈琲さんとデロンギさんの阿吽の呼吸とノリの良さで実現しました。
コーヒー好きの人には見逃せないスペシャルなイベントになることは間違いなし。まだ席に多少の余裕がありますから、5月29日(金)18:30に東京・飯田橋にこられる人はぜひご参登録加を。
デロンギ×猿田彦珈琲のコラボでお送りする、コーヒー好きのための限定セミナー参加登録はコチラから
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