●ダスキンの水耕栽培機貸し出しサービス『水耕生活』
みなさん、こんにちは。
家庭菜園って興味ありませんか? 最近は室内でもLEDを利用して野菜を栽培できる水耕栽培器が市販されており、ハイテク家庭菜園への関心が高まっています。
ですが、LED装置付きの水耕栽培器は安くても1万円は初期費用がかかってしまいます。興味はあるけどなかなか手が出しずらいとお考えの人に、ダスキンは月額2678円の水耕栽培器レンタルサービス『水耕生活』をただ今展開しています。
●レンタルサービス『水耕生活』で野菜を育ててみた
私、ナベコは仕事で肉系のグルメ取材が多く、日ごろ圧倒的な野菜不足。そこで、このダスキンの『水耕生活』で野菜をつくって自分の健康を顧みてみることにしました。
『水耕生活』でレンタルしてもらえるのは、太陽光の代わりとなるLED、溶液を循環させる電動エアポンプ、ケース内の空気の流れをつくる排気ファン装置付きの本格的な家庭用の水耕栽培器。品番はUH-A01Eでユーイング製の『グリーンファーム』と同様の製品です。
本体の大きさは約幅54、奥行26、高さ30㎝。多機能電子レンジよりも一回り大きいくら。白を基調にしたデザインで存在感はあるものの、インテリアの邪魔にはならないと思います。
栽培ケースと苗床パネル。苗床パネルでは最大27苗を発芽させ、20苗を収穫することが可能です(野菜による)。 |
栽培ケースに養液循環のためのエアチューブをしっかりはめ込んだら、水道水を入れます。水道水は、ケースの内側に書かれた目安の位置まで満たしていきます(約4L)。 |
水道水にセットに入っている液体肥料(15ml)2袋を溶かし入れます。 |
栽培ケースの水に浮かすように苗床パネルを設置。 |
これが4週に1回届く栽培キット。お客さんは種を選んで注文する形で栽培キットを毎月届けてもらえます。今回私は、ベビーリーフ系のルッコラを栽培することにしました。 |
栽培キットの中には、種と液体肥料、栽培スポンジ、情報誌が入っています。 |
栽培スポンジを苗床に設置して種を蒔くわけですが、まずは切れ目にそってちぎり、キューブ状にします。 |
面倒なのですが、栽培スポンジを苗床に設置する前に水の中にを浸します。この時、空気が出なくなるまで何度か握って十分に水を含ませます。 |
スポンジに空気が残っていると発芽不良の原因になるとか。十分に水が染み込んだら、苗床パネルの穴にはめ入れていきます。注意するのは、ルッコラの場合は27個の苗床パネルの穴を全部利用できますが、レタス・葉物野菜系は14個の穴までしか利用しないというように、野菜の種類によって苗床の使い方が変わる点。 |
いよいよ種まき。 |
スポンジのへこんだ中央部にひとつずつ種をまいていきます。 |
種をまいたら、本体のプラグにACのジャックを差し込んで、電源と接続します。 |
モードを発芽モードにします。 |
水耕栽培のスタート。LEDは発芽の時期には不要なため、72時間後につくようになっています。 |
こんな感じでセッティングし栽培スタート。あとは養液の減り具合を見て注ぎ足していったり、苗を間引いていくだけ。
気になるレンタル料ですが、1年間は本体使用料が月1620円、加えて栽培キット(種、液体肥料、栽培スポンジ)の提供費が月1058円で、合計2678円になります。2年目から栽培キット料のみとなり、支払いは月1058円となります。
<利用料>
1年目:4週間本体使用料1620円+4週間ごとの栽培キットの提供1058円=2678円
2年目:4週間ごとに栽培キットの提供1058円
水耕栽培器本体価格は1620円×12ヵ月で実質1万9440円。そう安いわけではないですが、4週ごとに水耕栽培を行なう上に必要な種やスポンジを定期的に届けてくれるため、栽培器を買ったのに3日坊主になってしまったということを防ぎます。
●ルッコラがスクスク育った
正直、けっこう最初のセッティングに手間取りました。特にスポンジに水を含めたりするあたりが面倒でしたが、種まきまでしっかりやれば、あとは収穫まであまり手間がかかりませんでした。
・栽培2日目
養液が循環するためか発芽も早く、まいた種が2日目には芽を出していました。 |
・栽培4日目
芽がスクスクと伸びてきました。 |
このころになると日中にLEDがつくようになっていました。 |
なかなかまぶしいです。 |
なお、LEDを使用するので電気代が気になりますが、目安は以下のようになっています。
電気代:約1ヵ月350円、1日11.7円
※(夜間料金を加味した場合)約1ヵ月249円、1日8.3円
・栽培約1週間目
1週間目。なお、LEDの光がつく時間はパネルで操作ができます。 |
・栽培約2週間目
ずいぶんしっかりと葉が広がってきました。 |
この時期になると養液の減りが大きくなるので注意をしなくてはいけません。水位フロートが赤ラインあたりまで下がってきたら養液をつぎ足します。 |
・栽培約3週間目
じゃじゃ~ん。 |
3週目にしてかなり葉がしっかりしてきました。このくらいの状態になったら収穫してもオーケー。 |
使用する株を根元からすべて切り取って収穫します。 |
●まとめ
・ズボラでも家庭菜園できた!
このようにルッコラをつくってみたところ、はじめのセッティングさえ完了させればあとは養液を足す以外は手間がなかったため、家を開けがちでズボラな私でも難なく野菜の栽培を成功させることができました。正直、本来行なうべき間引きを怠ってしまったのですが、それでもある程度健全に育ったという印象です。
・収穫できた時期に新しい種が届く
ちょうど、3、4週で収穫でき、そのタイミングで新しい種の栽培キットが届くため、継続的に栽培を続けられる仕組みになっています。なお、苗床パネルを上手に利用すれば複数種類の種を同時栽培可能です。
・気になる点は……
水耕栽培器を使っていると、たまに養液の循環のため「ブーン」と動作音がします。音に神経質な人は、寝室やリビングの設置を避けキッチンや玄関に置いたほうが良いでしょう。
置き物としての印象はとても良く、インテリアの邪魔をするどころか植物のグリーンが見えるため癒し効果が期待でき、LEDに照らされている様子は幻想的でうっとりします。
ダスキンの水耕栽培器レンタルサービスは機器がなかなか本格的ということに納得。種を1ヵ月ごとに届けてくれるサービスも、水耕栽培の継続的な実践に結びつきそうです。ただ、どうせだったら買いきりの水耕栽培器が欲しいという人には比較的に手頃な価格で消費電力が低めの『ピッコラ』もおススメです。こちらアスキーストアでただ今販売中。家庭で水耕栽培っていいなと思った人はチェックしてみてください。
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