2013年にユネスコ無形文化資産にも登録された、日本の伝統的食文化“和食”を専門にしたクラウドファンディングサイト“和食エクスプローラー”が、2015年5月19日にオープンした。見た目の美しさやヘルシーさで世界でもブームを起こしている和食。基本は国外向けのサービスのため、サイトは英語に完全対応しており、和食の良さを世界に向けて手軽にアピールできるようになっている。
サービス最大の特徴は世界に向けて、製品を発信するハードルが一気に低くなるという点。英語が苦手でもプロジェクトページをサービス側が英語翻訳してくれて、開始時には英語ページも作成される。海外からの外国語での問い合わせや、配送サポートなどもサービス側が担当してくれる。
生産物によって利益率が異なるため、成立手数料は非公表となっている。もちろんプロジェクトが成立しなかった場合、申込みユーザーの引き落とし、生産者も手数料を支払う必要はない。また成立型のクラウドファンディングだけでなく、海外に向けて既存の製品を販売したいというECサイトとしても利用できる。その場合もクラウドファンディングと同様に、サービス側から支援があるため、リスクが少なく運用が可能となる。
サービス開始時点で、4つのプロジェクトでスタートしている。すでに全国から応募が殺到している状況で、今後も週に2~3本のペースでプロジェクトは増えていく予定だ。
「紀州みなべ産 南高梅干し」 (紀州 福の梅本舗/和歌山県)
「ごまくるみ味噌つゆ」 (信州産直/長野県)
「小魚のふりかけ 旅行の友」 (田中食品/広島県)
「自家製 乾燥きくらげ」 (つくばきくらげ販売/茨城県)
国内からの利用は、料金に海外への配送手数料などが含まれているため、逆に少し割高になってしまうとのこと。それでも応援したいプロジェクトがあれば、申し込みは可能だ。新しい和食との出会いや発見もあるかもしれない。
■関連サイト
和食エクスプローラー
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