サイクリング中に速度やペダル回転数、心拍などあらゆる数値を計測したいと考えるのはマニアの性です。最近はGPSユニットやスマホを使って走行ルートや獲得高度などのデータを取得するのもトレンドです。
しかし、ペダル出力を計測するパワーメーターは、いくら安くなってきたからといって気軽にホイホイ手を出せる価格ではないのも事実。最近は『STAGES POWER』など、クランクセット全体を購入しなくてもパワーが計測できる製品が出てきましたが、残念ながらグループセット(自転車の変速機など)がカンパニョーロである私は『STAGES POWER』を使えず、指をくわえて見ているしかありませんでした。
現在Indiegogoで資金調達中のANT+対応パワーメーター『LIMITS』は、お値段なんと249ドル(約3万円)という破格のプライスが魅力。接続方法はペダルを外して利用中のクランクに取り付け、取り付け後にペダルを再装着するだけ。歪みゲージを利用した一般的な方式ですね。ちなみに『LIMITS』は日本への発送にも対応しています。
『LIMITS』は一般的なアルミ製ロードバイククランクだけでなく、オールドパーツや中小メーカー製のクランクにも装着できるのが最大のメリット。ただし、取り付け場所と取り付け方法でわかるとおり、Qファクター(ペダルの踏み幅)がパワーメーターの幅ぶん広がります。ユーザーによってはペダリング中に違和感を感じる可能性もありますが、TIMEなどQファクターが狭いペダルを使ったりすることで対応できそう。まあ、サドル高調整がガバガバな私のような鈍感サイクリストは、まったく気付かない可能性も高そうですが。ただ、これセンサーの校正はどうなってるんですかね……。
製品QAではバッテリーは年1回の交換でオーケー(2ミリのアーレンキーを使って交換)とありますが、これは話半分としてもかなりの長時間駆動が見込めます。なお、初回出荷版はANT+対応モデルですが、将来登場するバージョンではBluetooth接続もサポートされる予定。こちらも楽しみです。
●おもなスペック
計測レンジ:0~2000ワット
計測精度:±2%
ペダル回転数:30~200回転/分
接続方式:ANT+(Bluetoothも予定)
重量:47グラム
■関連サイト
・LIMITS(Indiegogo)
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172,800円
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99,800円
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