みなさん、こんばんは。いまは週刊アスキーの吉田でございます。さて、先日の週刊アスキー主催セミナーにも登壇していただいたApp Annieから結構デカめの発表がありましたよ。
モバイルデータ調査会社のカナダMobidia(モビディア)社を買収したほか、アプリ利用状況データ製品「Usage Intelligence」(ユーセージ・インテリジェンス)の提供を開始しました。Usage Intelligenceでは、世界60カ国、20万本以上のアプリの調査対象としたデータ製品です。
Usage Intelligenceは、今年1月からベータ版は配布されていたツールで、ベータ版では米国ストアのデータ中心でした。今回、買収したモビディアのデータを統合したことで、調査対象市場を60カ国に拡大したそうです。Usage Intelligenceを使ってわかるのは大きくわけて以下の4つです。
●競合アプリの市場普及率・収益化率の可視化
他社アプリのアクティブユーザー、平均利用額、平均セッション時間、利用頻度、総セッション数と総利用時間、国別の市場普及率を把握可能。データは、月/週/日ごとにチェックできる。
●類似アプリとの比較検証
類似アプリの新バージョン(新機能、価格変更、ビジネスモデル変更)の影響を定量化。類似アプリの利用状況を基に、自社アプリの目標設定が可能に。
●アプリのライフサイクルを追跡
ユーザー基盤の成長を時間経過と合わせて辿り、アプリがどれだけ普及するかをユーザーのアプリ利用頻度と平均セッション時間から予測。
●投資効果の検証
過去のリテンション率からアプリの普及率と収益の潜在力、ユーザー基盤の成長を予測。アクティブユーザーあたりの収益を追跡できる。
Usage Intelligenceの使い方については、App Annieのウェブサイトで詳しく紹介されています。
■関連サイト
App Annie
Usage Intelligence
当該プレスリリース
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