インテルはサーバーやデータセンター向けのCPU、Xeon E7 v3ファミリーを発表した。開発コードネームはHaswell-EXで製造プロセスは22nmとなる。前世代(Ivy Bridge-EX)と比べ、コア/スレッド数は最大20%増の最大18コア/36スレッドとなり、ラストレベルキャッシュ容量も最大20%増の最大45MBになる。インテルRun Sureテクノロジーを拡張し、さらなる安定運用が可能だ。
ラインアップは12モデルで、8ソケット向けのE7-8800 v3系が8モデル、4ソケット向けのE7-4800 v3系が4モデルとなる。参考価格は、8ソケットに対応する18コア最上位のE7-8890 v3が7175ドル(約86万2200円)、最安でも4ソケット対応で8コアのE7-4809 v3が1224ドル(約14万7100円)とかなり幅がある。
Xeon E7-8800/4800 v3はDDR4及びDDR3メモリーをサポートする。最大で1ソケットに付き24DIMM(1DIMMあたり最大64GB)で、4ソケットの場合は最大6TB、8ソケットの場合は最大12TBサポートするのは従来と同じ。1ソケットあたり、PCI Express 3.0を32レーンぶん確保。Haswell世代なので、IVR((Intergrated Voltage Regulator)を内蔵する。また、QPI帯域幅は従来の1ソケットあたり8GT/s×3から、9.6GT/s×3に向上。
また、リングバスはE5-2600 v3シリーズと同様以下のような二重のバスになっている。ほか、Intel AVX2.0、新しい256bit FMA Instruction、Intel TSX、eMC Gen2などの新機能を実装している点が特徴だ。
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