コンパクト機でありながら約2900万画素のAPS-C CMOSを採用した、シグマの『dp Quattro』シリーズ。その中でも中望遠をカバーしたモデル『dp3 Quattro』を触る機会があったので、春先に撮影旅行に行って参りました。
↑横に長いボディーが印象的な『dp Quattro』シリーズ。その中でも最もレンズが大きい中望遠モデル。 |
dp3のレンズは焦点距離75ミリ相当(35ミリ換算)で、ポートレイト撮影などに向いています。旅先で見かけた綺麗な風景から面白い被写体に寄って撮影できるので、これ1台で画角もなんとかなりそうな気がしてきました。
最初に公園で見かけた汽車の展示物を撮影。元の写真からトリミングしてみると、影の付き方や塗装の質感までしっかりわかります。観光写真なので構図を気にせずパッと撮っても、十分トリミングできる画素数がステキです!
続いて寒い地域に分布するシラカバの木を発見したので、少し寄っての撮影。写真は縮小しているものの、木の肌の様子はしっかり確認できます。また、単焦点レンズなので背景のボケ味も楽しめます。
さらに、3月下旬ごろの撮影でしたので雪が残っていました(氷になってますが……)にかなり寄って撮影。マクロ機能は使っていませんが、トリミングでもかなりクッキリ描写できています。表面の艷やかなテカりもよくわかります。
そして、遠くに見える八ヶ岳を撮影。ややもやがかかっているのでわかりづらかった尾根や山頂の形も拡大すればはっきりします。トリミングを利用すれば遠くの被写体もどんとこいという感じですね。
最後にモノクロでオシャレな感じに水車小屋を撮ってみました。時期的にまだ水は貯まってませんが、夏の時期になると水が張られ豪快に回るのでしょうか。
旅行は荷物がかさばるので、大きなデジ一眼はできるだけ携帯したくないところ。レンズ込みで465グラムとエントリー向けデジ一眼より軽量ながら、フルサイズのデジ一眼並みに解像する本機は旅行のお供にピッタリと言えそうです。
■関連サイト
dp3 Quattro製品ページ
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります