Evernoteは、同社サービスのプランを改訂しました。月240円(年2000円)の手軽に導入できる“Evernote プラス”を加えたほか、既存の“Evernote プレミアム”は月々のアップロード容量が無制限になりました。
↑無料プランのベーシックもあわせて3種類の料金体制に。 |
Evernoteは、テキストや画像はもちろん、PDFやオフィス文章、音声、動画といったさまざまなデジタルデータを保管・管理・検索できるクラウドサービスです。iPhoneやAndroidといったモバイルOSはもちろん、Windows、OS X、ChromeといったPCのOSにもネイティブアプリが提供されているのも特徴です。
↑名刺スキャン機能などは既存通りプレミアム版への提供。 |
今回3種類に増えたEvernoteのプランですが、以下の表のような機能差があります。
プラン名 | ベーシック | プラス | プレミアム |
月額 | 無料 | 240円 | 450円 |
年額 | 無料 | 2000円 | 4000円 |
月間アップロード容量 | 60MB | 1GB | 無制限 |
Webクリップ | ○ | ○ | ○ |
ノートの共有 | ○ | ○ | ○ |
マルチOSでの同期 | ○ | ○ | ○ |
オフラインノート | ─ | ○ | ○ |
モバイル版アプリでのPINロック | ─ | ○ | ○ |
メール転送によるノート作成 | ─ | ○ | ○ |
ファイル内文字検索 | ─ | ─ | ○ |
プレゼンテーションモード | ─ | ─ | ○ |
PDFへの注釈 | ─ | ─ | ○ |
名刺スキャン | ─ | ─ | ○ |
ノートのバージョン管理 | ─ | ─ | ○ |
コンテキスト | ─ | ─ | ○ |
このように、Evernote プラスでも月1GBものアップロード容量、オフラインノート、モバイル版アプリのロック機能が利用できますが、名刺スキャン機能やプレゼンテーションモード、ウェブの関連記事や関連ノートを表示する“コンテキスト”を利用するには今まで同様プレミアムの契約が必要です。
とくに気をつけたいのは、PDFファイルやオフィス文章内のテキストを対象とした検索機能とメール転送機能。
ファイル内文字検索機能は、今まで無料版でも多少反映される時間がかかったものの利用可能でしたが、今回のアップデートにより、本日(2015年4月30日)以降にアップロードしたファイルに関しては利用できなくなります。
メール転送機能は、Evernote専用のメールアドレスに受信したメールを転送することで、メールの内容を自動的にノートにする機能。プラス、プレミアム版は問題なく利用できますが、今まで使えた無料版であるベーシック版では1ユーザー5通までに制限されます。
一方で、プレミアム機能にのみフォーカスしてみると、アップロード容量が無制限になっただけでなく、新機能であるノートのバージョン管理が利用可能となっています。これにより、プレミアムユーザーはノートの変更履歴を振り返ることができます。
↑Evernoteブランド製品や友だち紹介でもらえる“Evernoteポイント”の交換はプレミアム版のみが対象。 |
なお、プラスの契約はクレジットカードのみ利用可能。プレミアム版は今までどおり、ギフトカードやEvernote ポイントの適用で契約可能です。
Evernoteをプレミアム版でがっつり使っている方は、アップロード容量無制限でより便利に。そして、Evernote無料版では少し物足りないもののプレミアムは少し高めだと思っていた方はぜひ1度、今回追加されたEvernote プラスを試してみてください。
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