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連休は無料で面白いWikipedia記事を読みまくるのだーッ!!【時間泥棒注意】

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 待ちに待った大型連休だ! ソファでごろごろしながらコーヒーすすってスコーン食べて、バッハ(それかコダーイ)の無伴奏チェロソナタかけて、猫なでながらWikipedia読みまくるぞおおお!! ハイそこダメ連休とか言わない! 外に出ても混んでるだけ!

 てなわけで、Wikipediaビギナー向けを中心に鉄板記事を収集してみたよ。つい読んじゃうからなかなか収集進まないのよね……。この記事に載ってないオススメWikipediaがあったらツイートなりブコメで教えてくれるとうれしいのでぜひぜひ。

 ちなみにWikipediaの内容がすべて正しいわけではありませぬ。「へえ~」と思って本屋さんや図書館に行くのが正しい楽しみ方。なんだか昔のインターネットみたいな話ね……そんじゃまあともかく行ってみよ!

 

【食べもの編】

■卵かけご飯

"卵かけご飯は、飯に非加熱の鶏卵を掛けた飯料理である。「卵ぶっかけご飯」、「卵ご飯」、「卵かっか」、「卵かけ」、「たまご飯」、「たまつる」、「ぼっかけご飯」、「T.K.G.(Tamago Kake Gohan)」などとも呼ばれる"

などとも呼ばれすぎだろ! いきなり要出典の嵐だけど愛が伝わって好き。

 

■讃岐うどん

"香川県におけるうどん生産量の推移(ゆで麺・生麺・乾麺の合計、香川県農業生産流通課調べ)は、1980年代は1万トン台中盤から2万トン台中盤、1990年代は3万トン強から4万トン台後半、2000年代前半は5万トン弱から6万トン台中盤であった"

うどん6万トン!! どうしよう、うどん食べたくなってきた。丸亀かな……。

 

■カレーライス

"インド料理を元にイギリスで生まれ、日本で発展した料理である。インドのカレーよりとろみが強くなっているのは、イギリス海軍のメニューに採用されたとき、船の揺れに対応するためだったという説がある。また、ソースを重視するフランス料理の手法を取り入れたからという説もある"

歴史、種類、阿佐ヶ谷アジャンタなど有名店の話も……ぐうううう(おなか)。

 

■蜂蜜

"人類による蜂蜜の生産量は、世界全体で年間約120万tと推定される""エバ・クレーンの研究によれば、1万年前にはすでに人類による採蜜が始まっていた。人類は当初、野生のミツバチの巣から蜂蜜を採集していた"

人類もかつてはプーさんだったのだ。しかし120万トンのはちみつ……!

 

【ホビー・サブカルチャー編】

■桂正和

『電影少女』『I"s』『ウイングマン』の桂先生……なんだけど。

なんかもう出典めっちゃ多いし編集者桂先生好きすぎだろなんだこれ!

 

■ミノフスキー粒子

"ミノフスキー粒子は、アニメ『機動戦士ガンダム』及び、そのシリーズ作品に登場する架空物質。作中に登場する多くの架空技術に関わる物質で、その効果や技術について作品や関連資料で広く言及されている"

基本から兵器への応用、各シリーズでの違いなど。物理学博士かな?(錯乱)

 

■アホ毛

"アホ毛(アホげ)とは、美容に関する日本の若者言葉で、まとめた髪の毛の表面からビンビン出てきて(跳ねて)いる短い毛のことを指す。英語では"cowlick"や"frizz"と呼ばれている"

すごくどうでもいいです! どう見ても独自研究の恐れもあります! アホ毛!

 

■この世の果てで恋を唄う少女YU-NO

"あまり重要でない事項が過剰に含まれているおそれがあり、整理が求められています。(2014年8月)全体として物語世界内の観点に立って記述されています。(2015年3月)大言壮語的な記述になっています。(2015年4月)"

編集合戦気合い入りすぎィ!

 

■激おこぷんぷん丸

"2013年3月2日にTwitter利用者の一人が「ギャルが怒った時に使う言葉」と題し、「おこ」を怒りの度合いに合わせて6段階に発展させたツイートを投稿したことが流行の発端になったとされ"

ネットスラングでここまで精緻に解説されてる記事初めて見たかも。

 

【一般教養・自然科学編】

■雨氷

"雨氷(うひょう)とは、0℃以下でも凍らない過冷却状態の雨(着氷性の雨)が、地面や木などの物体に付着することをきっかけに凍って形成される、硬く透明な氷のこと。着氷現象の一種"

めっっっっっっちゃきれい! しかも科学的かつ幻想的ィィ!!

 

■深海魚

"深海魚(しんかいぎょ、英: Deep sea fish)は、深海に生息する魚類の総称。一般に、水深200mより深い海域に住む魚類を深海魚と呼んでいる。ただし、成長の過程で生息深度を変える種類や、餌を求めて日常的に大きな垂直移動を行う魚類も多く、「深海魚」という用語に明確な定義が存在するわけではない"

変な生き物がいっぱいだーー! 発光類たまんないよ。ああ~~~。

 

■マスドライバー

"マスドライバー(Mass driver)とは、惑星の衛星軌道上や衛星の周回軌道上に物資輸送を大量輸送に向くよう効率良く行うための装置/設備/施設で、地上から第一宇宙速度にまで加速したコンテナなどを「放り上げる」物である"

見るだけでたかぶってくるものがあるぞ、うおおおおお!

 

■日本一の一覧

"日本一短い川 - ぶつぶつ川(和歌山県那智勝浦町):13.5m"

短っ! それ川なの!?

"日本一低い山 - 日和山(仙台市宮城野区):海抜3mの築山"

ちっちゃ! てかもはや山って何!

 

■ハワイの歴史

"有史以前は太平洋を渡ってやってきたポリネシア人たちが持ち込んだ伝統を守りつつ生活を営んでいたが、1778年のジェームズ・クックによる「発見」以降、ハワイは近代化の波へ飲み込まれることとなる"

ハワイ旅行に行くときの目線が変わるかも? ほんと普通に本読みたくなる記事。

 

■10.8決戦(じってんはちけっせん)

"日本プロ野球史上初めて、リーグ戦の勝率が同率首位で並んだチーム同士が、最終戦で直接対戦する優勝決定戦となり、巨人が勝利しリーグ優勝を果たした。後述するとおり、日本社会の広い範囲から注目された事象である"

野球ほとんど知らないわたしでも思わず読みこんでしまった……すごいこの試合。

 

■枕投げ

"物を投げ合う習俗そのものは古くから存在した。中世の「飛礫(つぶて)打ち」もそのひとつで、祭礼などのハレの行事や、一揆や打ち壊しにあたっての「石打(いしうち)」などが記録に残る"

それ枕投げ関係ないがな!

 

■ミシェル・ノストラダムス師の予言集

「ノストラダムスの大予言」を死ぬほど細かく解説。ちなみに……

"日本では一般に五島勉の著書名によって「ノストラダムスの大予言」という言い方が定着しているが、19世紀末までに出された130以上の予言集の古い版の中で「大予言」と訳せるタイトルを持つものは、1588年から1590年に3種出された『ミシェル・ノストラダムス師の驚異の大予言』しかなかった"

 

■詭弁

"日常的に使われる「詭弁」は、誤りである論理展開を故意に用いて、発言者に都合良く導き出された結論、およびその論理の過程を指す。発言者の「欺く意志」があってこその「詭弁」であり、必ずしも意図的にではなく導かれる「誤謬」とは区別される"

「そんなの詭弁だよ」と言われたら「詭弁ってのはさ~」と詭弁を弄したい。

 

■道路

"現在発見されているなかで「最古の道路整備跡」とされることのあるものには、イングランドにある Sweet Track の土手道があり、紀元前3800年ころにさかのぼる"

普通調べようとも思わない項目にサラッとすごいこと書いてあるのがWikipedia。

 

■三毛別羆事件

"三毛別羆事件とは、1915年12月9日 - 12月14日にかけて、北海道苫前郡苫前村(現:苫前町古丹別)三毛別(現:三渓)六線沢で発生した、クマの獣害としては記録的な被害を出した事件。六線沢熊害事件、苫前羆事件とも呼ばれる"

ネットでは有名な事件。何回読んでも怖い。

 

■戦艦

"富士型2隻(1897年竣工の富士、八島)をイギリスに発注するに当たり、排水量1万トン以上の艦を「一等戦艦」、1万トン以下の艦を「二等戦艦」と正式に定めた。日露戦争終戦後まもなく、等級を廃して「戦艦」という艦種が定められた"

提督たちが大型建造中に読むと艦娘愛が深まると言われている。[要出典]

 

【人物編】

■アイザック・アシモフ

"父親の経営するキャンデーストアにはパルプ雑誌が置いてあり、アシモフはこれらに興味を持ったものの読むことを許されなかった。そこでアシモフは雑誌名に「サイエンス(科学)」の語が含まれることから教育的なものであると父親を説き伏せ、彼の了承を得ることに成功した"

SFの大家アシモフの人物像が超伝わる。カート・ヴォネガットもおすすめ。

 

■ジョン・フォン・ノイマン

"幼い頃より英才教育を受け、ラテン語とギリシャ語の才能を見せた。6歳で7桁から8桁の掛け算を筆算で行い、父親と古典ギリシャ語でジョークを言えた"

コンピュータの基礎を築いた天才のひとり。めちゃおもろいのでぜひ本も読んでね。

 

■アルベルト・アインシュタイン

"アインシュタインは、5歳頃まであまり言葉を話さなかったと伝えられる。そのことで、単なる記号処理的な頭脳の働きでなく、全体を把握する能力を養ったという意見もある。5歳のときに父親からもらった方位磁針が、自然界の仕組みに対する興味をもたらすきっかけとなった"

おなじく天才アインシュタイン。大戦中の平和活動についても知っておきたい。

 

■フィンセント・ファン・ゴッホ

"ゴッホは、1853年、オランダ南部のズンデルトで牧師の家に生まれた。1869年、画商グーピル商会に勤め始め、ハーグ、ロンドン、パリで働くが、1876年、商会を解雇された"

自画像が有名だけどきれいな絵もたくさんあるのよ! 代表作たっぷりで楽しい。

 

■シモ・ヘイヘ

"フィンランドの軍人。フィンランドとソビエト連邦の間で起こった冬戦争では、ソビエト赤軍から「白い死神」と呼ばれ恐れられた。スナイパーとして史上最多の、確認戦果505名射殺の記録を残している"

こういう軍人まわりの記事は読みはじめると止まらないのよね……

 

■サン・ジェルマン伯爵(特に不死伝説)

"彼は宝石を散りばめた衣装をまとい、丸薬とパンと麦しか口にせず、ギリシア語、ラテン語、サンスクリット語、アラビア語、中国語に加えて仏・独・英・伊・葡・西の各国語を話したといわれる"

ここから伝説枠。ニューエイジ、精神世界系でよく名前が出てくるのよね、伯爵。

 

■ハンス・クリスチャン・アンデルセン

"世界中で愛読されていたにもかかわらず、自身は常に失恋の連続だった。要因として、容姿の醜さ、若い頃より孤独な人生を送ったため人付き合いが下手だったこと、他にもラブレター代わりに自分の生い立ちから、童話作家としてデビューした事、初恋に敗れた悲しさなどを綿々と綴られた自伝を送るという変な癖があったことを指摘する人もいる"

ほんとに!?

 

■勝海舟

"9歳の頃、狂犬に睾丸を噛まれて70日間(50日間とも)生死の境をさまよっている(「夢酔独言」)。このとき父の小吉は水垢離(みずごり)をして息子の回復を祈願した。これは後も勝のトラウマとなり、犬と出会うと前後を忘れてガタガタ震え出すほどであったという"

ほんとに!!!!??????

 

■クサンティッペ

"古代ギリシアの哲学者ソクラテスの妻。ソクラテスが語ったとされる言葉にこのようなものがある。「セミは幸せだ。なぜなら物を言わない妻がいるから」"

ソクラテス……ところで出典どこ。(さっきからこんなんばっかですいません)

 


【テクノロジー・ポピュラーサイエンス編】

■153

"1! + 2! + 3! + 4! + 5! = 153 である。ヨハネによる福音書(21章11節)で語られるエピソードで、ティベリアス湖で漁をしていた弟子たちが復活したイエスの指示で投げた網によって捕れた魚の数が153匹である"

数字シリーズロマンよね……144もいい

 

■DDR3 SDRAM

歴史と構造までは分かる、「ピン名称と機能」あたりから1行読むのにめちゃくちゃ時間がかかるようになってくる。勉強します……。

 

■周期表

"「スパイラル周期表」「ピラミッド型」「花型」"

なんぞそれ! 周期表に種類あるの知らなかった!

 

■フェルマーの最終定理

"立方数を2つの立方数の和に分けることはできない。4乗数を2つの4乗数の和に分けることはできない。一般に、冪(べき)が2より大きいとき、その冪乗数を2つの冪乗数の和に分けることはできない。この定理に関して、私は真に驚くべき証明を見つけたが、この余白はそれを書くには狭すぎる"

この一言から生まれた数学者の戦い。サイモン・シンの本は素晴らしいですよ。

 

■進化論

"生物は不変のものではなく長期間かけて次第に変化してきた、という考えに基づいて、現在見られる様々な生物は全てその過程のなかで生まれてきたとする説明や理論群である。進化が起こっているということを認める判断と、進化のメカニズムを説明する理論という2つの意味がある"

つねに宗教とともに進歩をつづけてきた進化の歴史。いまはゲノムですね。

 

■囚人のジレンマ

"ゲーム理論や経済学における重要概念の一つで、「互いに協調する方が裏切り合うよりもよい結果になることが分かっていても、皆が自身の利益を優先している状況下では、互いに裏切りあってしまう」というようなジレンマを指す"

マンガなどでもテーマになる囚人のジレンマ。ナッシュ均衡もあわせてどうぞ。

 

■イグノーベル賞受賞者の一覧

"水兵に実包を使うことを止めさせ、代わりに「バーン!」と叫ばせる(平和賞)""検尿の際に患者がどのような容器を選ぶかについて、丹念に収集、分類、考察(医学賞)"

もう授賞理由呼んでるだけでたまらない。日本人も受賞歴多数。

 

■無限の猿定理

"無限の猿定理はランダムに文字列を作り続ければどんな文字列もいつかはできあがるという定理である。比喩的に「猿がタイプライターの鍵盤をいつまでもランダムに叩きつづければ、ウィリアム・シェイクスピアの作品を打ち出す」などと表現されるため、この名がある"

円周率の著作権を獲得すればいいんだろ! みたいな話。

 

 

【ジョーク記事】

 

■笑い死に

"笑い死に(わらいじに)は、笑うことが原因となって死ぬこと。その事例は、古代ギリシア以来、記録に残されている"

死んだのか!!!そして記録されるのか!!!

 

■5秒ルール

"5秒ルール(ごびょうルール)とは古くから存在している迷信である。食品については日本だけでなく北アメリカからイギリスまで世界的規模で認知されている、食品などを区別する法則である"

3秒ルールじゃないのか!(そこじゃない)

 

■0分00秒

"0分00秒(れいふんれいびょう、0'00")は、ジョン・ケージが1962年に発表した作品で、初演は東京の草月ホールでケージ自身により行われた。ケージは初演の際に、自身の眼鏡や万年筆、また灰皿などにコンタクトピックアップを装着し、タバコを吸ったり水を飲んだりしながら、この0分00秒の楽譜を書いた。そのなにげない行為に伴う微かな音は、電気的に増幅され大音響となって会場を満たした"

第二番はかの有名な「4分33秒」。コンサートホールの静寂を楽しみましょう。

 

■0の0乗

"0の0乗(0の0じょう)は、標準的な数学の教科書においては、通常、1 と定義するか、あるいは定義されない"

1だもんね……え、あれ、1じゃないの?

 

■空飛ぶスパゲッティ・モンスター教

"空飛ぶスパゲッティ・モンスター教(そらとぶスパゲッティ・モンスターきょう、英語: Flying Spaghetti Monsterism, FSMism)は、ボビー・ヘンダーソンが、インテリジェント・デザイン説を公教育に持ち込むことを批判するために創始したパロディ宗教(冗談宗教)。2014年現在、数カ国に支部を持つ"

もう大好きですFSM。

 

■見えざるピンクのユニコーン

これもFSM系統。

"有神論を風刺したパロディカルトにおける女神であり、「見えないのにピンク色」という逆説的なユニコーンの形をとっている"

 

■アーグルトン

"アーグルトン(Argleton)は、Googleが提供する地図上に存在した、実在しない町である。2009年12月中旬に訂正が行われるまで、この地名はイギリス・イングランドのランカシャー州オートン (Aughton) に近接した位置に表示されていた。しかし、実際のこの場所には空き地が広がっている"

行ってみたいよアーグルトン。

 

■青木まりこ現象

"書店に足を運んだ際に突如こみあげる便意に対して与えられた日本語における呼称である。この呼称は1985年にこの現象について言及した女性の名に由来する"

「本の雑誌」で目黒さんが書いてたやつ。インクの匂いとか言われてた記憶が。

 

■アコースティック・キティー

"アコースティック・キティー(英語:Acoustic Kitty)とは、1960年代にCIAがネコをスパイ活動に利用しようとした計画である。計画で使用されたネコには、小型マイクと電池、さらに尻尾部分にはアンテナが埋め込まれた"

にゃんこが兵器に……! 戦争いくない!

 

おわりに:

さすがにこれだけ挙げると息切れしてきた。読み足りない方は「Wikipedia:珍項目」などもどうぞ……。

写真:Glulla Forsythe

■関連サイト
Wikipedia

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