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Surface Pro 3でケンケンパ? “チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地”に新作登場

2015年04月17日 09時00分更新

 デジタル技術を活用したさまざまなアート作品を世に送り出している“ウルトラテクノロジスト集団”ことチームラボ。彼らが手がけた日本科学未来館の展示イベント『踊る!アート展と学ぶ!未来の遊園地』が、大好評につき5月10日まで延長開催中です。

チームラボ

 会期延長にともない、新たに追加されたもののなかから2作品をご紹介しましょう。

チームラボ
チームラボ
『Floating Flower Garden - 花と我と同根、庭と我と一体』

 これは鑑賞者が作品のなかに入り込めるアート。2300本もの蘭が吊るされた部屋に入ると、周囲の蘭が一斉に上昇し、そこに空間が生まれます。鑑賞者が移動すると、それを感知して空間も一緒に移動します。咲き誇る蘭の匂いも鮮烈で、全身で感じられるアート作品に仕上がっています。

 もうひとつの新展示はマイクロソフトのタブレットPC『Surface Pro 3』を利用したもの。Surface Pro 3のディスプレーで“けんけんぱ”遊びの足場を、○、△、□を組み合わせて自由に作成でき、作成した順番に足場は通路に転送されるというものです。

チームラボ
チームラボ
チームラボ
『つくる!僕の天才ケンケンパ』

 映像が映し出されている通路の上で子どもがけんけんぱ遊びができるわけですが、当然インタラクション要素が盛り込まれており、○、△、□にうまく乗ることができれば、より派手な光と音のエフェクトを楽しめます。

 そもそも“踊る!アート展”のテーマは、“デジタルにおける表現の追求”。インタラクション要素を盛り込んだ作品や、立体的またはレイヤー構造のスクリーンに投影される作品など、その場に行かなければ体験できないデジタルアートを楽しめます。

チームラボ
『花と人、コントロールできないけれども共に生きる、そして永久に - Tokyo』
チームラボ
『花と屍 剝落 十二幅対』
チームラボ
『世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う』
チームラボ
『追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点 - Light in Dark』

 そして“学ぶ!未来の遊園地”のテーマは、“共同で創造する「共創(きょうそう)の体験を学ぶ」”。こちらの展示もインタラクション要素を備えていますが、子どもがべつべつに遊んでいても、それが結果的に共同アート作品となるような仕掛けが盛り込まれています。

チームラボ
『3Dお絵かきタウン』
チームラボ
『小人が住まうテーブル』
チームラボ
『つながる!積み木列車』
チームラボ
『光のボールでオーケストラ』

 デジタルアートというと無機質なものをイメージする方が多いかもしれませんが、チームラボの作品は生命感にあふれた暖かみのあるものが多いです。またアート集団のイメージをいい意味で裏切りサービス精神旺盛で、上に掲載したような作品のお土産まで、プリントしてもらうことも可能。大混雑が予想される大型連休前に、訪れてみてはいかがでしょうか?

チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地
会期: ~2015年5月10日(日)まで
入場料: 大人1800円、中人1200円、中人(土曜)1100円、小人900円
開館時間: 10:00~17:00
※土曜・日曜・祝日、4月29日(水・祝)~5月10日(日)は19:00まで。
※火曜休館日。ただし4月28日、5月5日は開館。
会場: 日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6)
http://odoru.team-lab.net/

【4月17日20:00修正】作品名と写真を一部、修正致しました。お詫びして訂正させていただきます。

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