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ユニークな「リクック」メニュー搭載の最新ノンフライヤーを使ってみた

2015年04月13日 18時00分更新

 油を使わずに揚げ物を調理できる“ノンフライー”が着々と普及してきていますね。アイリスオーヤマは2014年に出した『ノンフライヤー熱風オーブン』の進化機種である『リクック熱風オーブン』を今年2月に発売。独自の“リクック”調理メニューが特徴です。

●アイリスオーヤマの新“ノンフライー”
 『リクック熱風オーブン』を使ってみた

リクック

 “リクック”ってどういう機能なんでしょうか? 使ってみました。

リクック
受け皿の上に網をセットし、網の上に調理する食品を置いて使用。

 『リクック熱風オーブン』のカタチは、一般的なオーブンレンジと同様のボックス形状です。代表的なフィリップスの『ノンフライヤー』が、卵のような曲線が目立つ形状なのに対して、直線的でスタンダード。意外性(必要か!?)こそありませんが、キッチンに置いてズッシリ馴染むため、使ってみるとなかなか良かったです。使い勝手も一般的な形状ゆえに戸惑いが少ないです。

●つくりおきの惣菜を再加熱調理する
 “リクック”メニュー

リクック

 “リクック”とはすなわち、できあいのコロッケ、唐揚げ、天ぷらといったお惣菜を再加熱する機能。
 冷めた揚げものって、電子レンジで温めるとべちゃっとしてしまい、トースターだと中まで熱が通らない。そんな中、“揚げたて”感覚に再調理できるというのがこの『リクック熱風オーブン』のリクックメニューなんです。
 今回、春らしいタケノコとたらの芽の天ぷらをスーパーで買ってきて、リクックを試してみることにしました。

リクック

 天ぷらを網の上に並べ……。

リクック

 あらかじめ用意されたリクックメニューを選択します。“えびてんぷら”、“コロッケ・メンチカツ”、“魚フライ・エビフライ”、“からあげ、フライドチキン”……など、12種類に対応する自動モードです。もちろん手動で設定もできます。
 タケノコとたらの芽の天ぷらはどうすればいいかしら、と少し迷いましたが、自動メニューから“かきあげ”を選択。

リクック

 “スタート”を押すとグオーンと音を立てて熱風調理が始まります。動作音は、ノンフライヤーでいえば平均程度かそれ以下と感じました。ボックス型の形状といい、本当に通常のオーブンレンジを使用している感覚に近いです。

リクック

 できました! これが、『リクック熱風オーブン』で再加熱した天ぷらです。味はどうでしょう?

 これは、予想以上にサクッサクでおいしいです。

 スーパーで買ってきたできあいのお惣菜とは思えないほど、軽やかな食感に生まれ変わりました。蕎麦屋さんで揚げたての天ぷらを提供してもらったのと変わりありません。「再加熱って電子レンジでもできるじゃん」って実は思っていたんですけど、電子レンジで温め直したものとはまったく別物です
 リクックで再加熱することによって、油も落ちてカロリーカットもできるんですって。個人的な感想ですが、リクックした天ぷらを数個食べても、スーパーの揚げものにありがちな胸焼けするような感覚にはならなかったです。できあいの揚げものはどうも苦手、という人もリクックを試してみると変わるかもしれません。

●もちろんイチから
 揚げものの調理もできる

リクック

 もちろん、できあいの惣菜の再加熱だけではなく、イチから揚げものを調理することもできます。
 今回、エビフライをつくってみました。

リクック

 自動調理メニューが用意されているので、“エビフライ”を選択。あとは“スタート”を押して調理開始するだけ。途中でエビフライのかえしなどは不要です。

リクック

 温度センサーを搭載しているため、調理時間は食材の温度、種類、量に合わせて自動的に決定してくれるのがポイント。調理する数が変わっても手動の設定は必要ありません。

リクック

 付属のレシピにはエビは一回につき6尾までと書かれていましたが、網の上にスペースはまだあるので、できれば10尾くらいいっきに調理したいところ。
 とはいえ、ノンフライヤーって各社製品全般的にボリュームある調理はできないものが多いので、小規模世帯に向いているんだと思います。

リクック

 油を使わないでつくったエビフライです。
 カリッと食感でエビの味が際立つものに仕上がっていました。油を使っていないぶん衣があまり主張せず、エビそのもののうまみを噛みしめられます。かなりヘルシー。

リクック

 2回目に付属のオイルスプレーをつかって数プッシュ油を吹きかけてエビフライを調理しましたが、そのほうがおいしいかも(好みによりますが)。
 エビ自身に油がないため、多少吹きかけてあげたほうが衣が香ばしく仕上がります。油を使用しても、数滴程度なのでカロリーも気になりません。

●ジューシーなローストポークも

リクック

 ほかにも手動メニューで様々なメニューを調理できます。
 製品に付属する料理研究家ヤミーさん監修のレシピブックにあった“ローストポーク”をつくってみました。

リクック

 下味をつけた肉を高速熱風調理をして最後に野菜も一緒に熱して仕上げたローストポーク。これがなかなか絶品でした。
 肉を塊のままで調理しているため、うまさを逃がさずジューシー。特殊な調理器具がなかったらなかなか手間がかかるメニューですが、簡単につくることができました。

リクック

<まとめ>
 リクックメニューが予想以上に実用的。できあいの揚げものがハイクオリティに生まれ変わるので、ふだん忙しくてスーパーで惣菜を買って帰ることが多いという人には、とても便利だと思います。買ってきた天ぷら、からあげ、コロッケなどをサクサクにに復活させて、ビールのつまみに食べられますよ! カロリーもカットされるのが二重にうれしい。
 フライヤー機能以外にも、トースター、グリル機能もあり、レギュラーな調理家電として多用できると感じました。お菓子づくりにも活用できます。4万円台という実売価格がネックになりますが、買ったきりにはならないかと思います。

『リクック熱風オーブン』(型番 FVX-M3A)
・アイリスオーヤマ
・実売価格4万4000円前後

●関連サイト
リクック熱風オーブン | アイリスオーヤマ

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