現在、米国のキックスターターで資金調達を行っている家庭内のコミュニケーションロボット『BOCCO』。4月1日、最高額1000ドル・5名限定の支援の報酬として、人気クリエーター・ファンタジスタ歌磨呂さんによる特別版の内容が明らかにされた。
世界に1つだけのファンタジスタ歌磨呂ペイント版BOCCOは1000ドル(約12万円)。もともとのプレーンなトーンからほど遠い、氏ならではのテキスタイルデザインによる独特な色彩のイメージビジュアルが公開されている。
ファンタジスタ歌磨呂さんは、livetuneのデザインをはじめ、ミュージックビデオ、アニメーション、空間演出、テキスタイルデザインなどで国際的に活躍中のクリエーター。ポップで彩度高めな世界観が特徴で、ファインアート、映画、映像作品など、活動範囲は多岐に渡る。
BOCCOは曲線で構成されたおもちゃのような風貌だが、専用アプリと連動して、スマホとBOCCO本体でテキストや音声メッセージのやり取りができる。
同梱モーションセンサーを家庭内のドアに取り付ければ開閉センサーとなり、子供の帰宅を親のスマホに知らせるといったこともできる。家の外にいても家族の様子を知らせてくれるような、監視カメラではない形でのコミュニケーションを意識している。子供ひとりの留守番やお年寄りの見守りなどが主な利用シーンだ。
「SNSのタイムラインを眺めていて、友達がランチに何を食べたかを知ることができますよね。でもそれよりも、親としては自分の子供が何を食べたかのほうを知りたいと思うはずなんです。BOCCOがあれば、音声メッセージをやりとりしたり、センサーからの情報を得ることで、家族の様子がわかります」(“人と暮らせるロボット”に大切なものとは? ユカイ工学・青木俊介氏に直撃)
キックスターターでの募集期間は残り11日にして、現在約13000ドルの支援を集めている。達成ゴールは20000ドルだ。通常の本体とセンサーとのセットは、199ドル(2.4万円程度)から予約できる。米国版は8月に発送される予定。
キックスターターは海外向けだが、キックスターターだけの限定カラーモデルやファンタジスタ歌磨呂コラボレーションモデルも揃えており、日本からも注文可能。
なお、本日4月1日より、DMM.make ROBOTSでもBOCCOの予約販売がスタート。こちらの価格は31320円。日本での発送はひと足早い5月末を予定している。
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