WZソフトウエアは、Windows 8.1/8/7に対応した『WZ Editor』の新バージョン、『WZ EDITOR 9 ダウンロード版』を発売した。
最新版では、プログラミング機能を強化。C、C++のプログラムファイルを編集する際、プログラムと外部インクルードファイルを自動解析し、関数や引数、構造体のメンバーなどを、先頭文字を入力するだけで補完候補を表示。素早い入力が可能になった。
また、縦書きと横書きの文字描画にも対応。数100世代の履歴保存やZIPファイルを直接編集する機能なども搭載。11個のタブにわかれた設定プロパティシートで、きめ細かな設定ができる。
以下はリリースに記載された新機能だ。
■インテリジェンス入力
・C、C++プログラムを解析して入力を支援
・予約語、構造体名、クラス名、構造体メンバー、クラスメンバー、関数名、引数、グローバル変数、#defineの補完入力
・テキストの保存の度に自動で解析実行
・#include <windows.h>の記述によるWindows APIや構造体の補完入力に対応(要Windows SDK)
■プログラミングリファレンス
・C、C++プログラムの識別子の定義箇所を検索して一覧表示
・クラス、構造体、関数、グローバル変数、#defineの定義の検索
・識別子のダブルシフトによるリファレンス表示
・マウスポイントによるクイックリファレンス表示
■俯瞰編集
・変数名やキーワード指定でテキスト全体を俯瞰編集
・キーワードのダブルコントロールによる俯瞰表示
・キーワード修正による一括置換
・プログラムの制御ブロックの俯瞰表示
・テキストの会話文、ルビ、見出し冒頭部の俯瞰表示
■世代履歴
・テキストの編集履歴を専用フォルダに自動的に保存
・編集差分のZIP圧縮保存による数100世代の履歴保存
・ブロック比較機能による編集箇所の背景の色分け表示
■ZIPダイレクト編集
・ZipファイルをWZで開くとZip内のテキストを一覧表示
・Zip内のテキストファイルのオープンと編集に対応
・上書き保存の実行によるZipファイルの直接更新
■DirectWrite文字表示
・WindowsのDirectWriteで文字を美しく表示
・横書きと縦書きに対応
■クイックGrep
・[Shift]キーの2回連続押し下げでカーソル位置の語句をGrep検索
・ヒットしたファイルを一覧表示、[→]でヒット箇所の一覧表示、[→]でヒット箇所のオープン
・メニューやダイアログ操作が不要の素早いGrep検索を実行
■IMEスキップ入力
・日本語IME-ONで入力したプログラムや英語の語句の入力
・[Shift+Enter]キーによる英字語句の一括半角入力
■固定ピッチフォント表示
・プロポーショナルフォント表示と固定ピッチフォントの表示を1コマンドで切り替え
・プロポーショナルでプログラムを読みやすく表示
・固定ピッチでプログラムの桁を揃えて表示
■ファイルオープン対応ファイラー
・WZ9のファイルオープンダイアログにファイラーを設定可能
■インデックス高速化Grep
・インデックスによる検索速度の最大10倍の高速化に対応
・Grep置換の新・世代履歴対応による置換前の世代の復元
■設定プロパティシート
・テキストに応じて文字数、行数、余白など、きめ細やかな520個の項目を設定
・Windows準拠のプロパティシート表示
・11枚のシートに大きく分類表示
パッケージ版は6月上旬に発売する予定。6月末日まで全機能が使える体験版も用意されているので、ぜひ試してみて欲しい。価格はダウンロード版が6800円(税別)。
■関連サイト
『WZ EDITOR 9』製品サイト
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