みなさん、こんにちは。いまは週刊アスキーの吉田でございます。今回は、宅配クリーニングサービスのスタートアップ企業を紹介したいと思います。
すでに利用している方もいるかもしれませんが、「リネット」と呼ばれる宅配クリーニングのサービスを運営している(株)ホワイトプラスです。同社の創業は2009年で、2013年に3億円、2015年2月には4億円を調達した注目の企業。2015年2月17日に開催された「JAPAN Venture Awards 2015」では、「ライフスタイル創造特別賞」を受賞しています。
同社によると、「リネット」のサービスを始めるきっかけとなったのは、近年クリーニング店を利用する客が減ったことで、クリーニング工場の稼働率が落ちているという状況をネットを使って活用できないかという考えだったそうです。
まずは、稼働率の低いクリーニング工場に掛け合って、空き時間などにリネットのクリーニングを依頼するという手法を採ったそうです。現在では規模が大きくなり、専用工場として契約している所もあるとのこと。さらに、リネット専用の洗剤を使うなど、クリーニングの業界大手に負けない品質を目指しているそうです。ウェブサイトでは、専用工場もしくは加盟工場としての提携を募集しています。
クリーニングの集配拠点は神奈川県で、ここから専用工場もしくは提携工場でのクリーニングを済ませてユーザーに返送しているそうです。国内では高度に発達した家庭向けの宅配サービスを活用することで、例えば北海道の顧客に対しても洗濯物の発送から受け取りまでの期間を5日間程度にできるとのこと。プレミアム会員になると、地域によっては最短2日後での引き取りも可能になります。
集荷や配達を細かく時間指定できる高度に発達した宅配システムが構築されている日本だからこそ実現したサービスを言えるでしょう。同社では、海外展開も視野に入れているとのこと。
実際にサービスも試してみました。初回利用時は、送料や再仕上げ料が無料のうえ、クリーニング代金が半額になるサービスを利用できますので専用サイトにアクセスしましょう(2015年4月6日時点)。
会員登録は、氏名とメールアドレス、任意のパスワード、引取先住所などを入力すればOK。支払いは代引きもしくはクレジットカードが選べます。ただし代引きの場合は手数料が別途324円かかります。
登録が完了すると最短の引き取り日時と配達日時が表示されるので、都合のいい時間に変更しましょう。トライアルは通常会員の場合、引き取り日時から配達日時までは約5日間となります。
あとは適当な大きさの段ボールに衣類を詰め込めばOK。この段ボールは返却されないので注意。
指定した時間にヤマト運輸が集荷に来てくれます。宛先などが記載された着払いの伝票を持ってきてくれるので、梱包した段ボールを手渡すだけでOKです。なお、コンビニから自分で発送することも可能です。
クリーニング料金は洗濯物がリネットに到着してからの計算になります。料金の確認については、スマホアプリが用意されているので、これを活用するのがオススメです。
なお、次回以降はプレミアム会員になると、クリーニング代金が割り引きになるほか、引き取りから2日後の受け取りが可能になります。
ワタクシの場合、3月20日の午前にヤマト運輸が引き取りで予定では25日の返却でしたが、ヤマト運輸からのメールで24日に到着していることがわかり、配送を早めてもらいました。
リネットのスマホアプリから、直接荷物の問い合わせが可能です。
洗濯された衣類は、専用のダンボールで返送されます。
開くとメッセージ付きの中ブタが現れます。
フタを取ると、洗濯物が個別にビニール袋に入れられた状態で収まっていました。まあ、当たり前ですが。
愛用のニット帽もこんな感じ。
初回申込時には、次回以降に利用できる専用バッグも付属します。これでダンボールなどの用意は不要で、そのまま洗濯物を詰め込んで送れます。
スマホから集荷依頼できるうえクレジットカード決済なので、かなり楽チンです。洗濯物の量にもよりますが、不在時は宅配ボックスやコンビニ預かりも可能なので、一人暮らしのビジネスパーソンにも使い勝手がいいですね。
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1,270円
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