年齢が60歳に近づくほど白と金に見えるというのである。
先月末にインターネットを騒然とさせたドレス問題。Tumblrにポストされたドレスの色が「青と黒」か「白と金」か、人によってばらつきが出た。錯視だ、錯覚だと意見が飛び交い、ドレスメーカーROMANは白金バージョンも検討しているほど。
そんなドレス問題について、遺伝子調査の23andMeが今月20日に調査レポートをあげている。今まで視覚効果だとか光の見え方だとかそれらしい説が出てきたが、彼らのアプローチはアンケートによる統計調査だ。
23andMeはドレスの色についてアンケートをとり、2万5000人から回答を得た。同社が得意とする遺伝子との関連性はなかったそうだが、代わりに調査対象者の年齢に応じて結果がスライドしていくことが分かったのだという。
20代のとき「青黒」「白金」はほぼ均等。だが、30代、40代と年齢があがるにつれて「白金」の割合が増加。60歳の男性は約75%が「白金」だと答えたというのだ。ただし逆に60歳を過ぎると割合がもとに戻る傾向も見られたらしい。
なぜ年齢によってスライドするかという原因は不明。23andMeでは、幼少期のころに過ごした場所などとの関連を探っている。そういえばお嫁さんが「白と金にしか見えない」と言っていたんだけど……言わないでおきましょうね。
50~60歳に近づくほど白金の割合が増していく |
図版:23andMe
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