いきなり問題です。以下のキーワードはどの都道府県を表わしているでしょうか。
海がない。特産品はネギとコンニャク、キャベツ。日本の名湯がある。
ピンポン! そう、群馬県です。最近は、富岡製糸場が世界遺産になったことで、が然鼻息の荒い県です。スマホゲームでは、昨年ニンテンドー3DSでも発売になった『ぐんまのやぼう』が有名ですね。で、こちらも群馬県出身のディレクターがつくったゲームということで、地元愛にあふれたAndroidアプリになっています。
『最強!グンマ海軍』ここがドハマりポイント!
●群馬県の地理や地名、特産品に詳しくなれる
●ちょっぴり緊張感のある艦隊戦がテンポよく遊べる
●艦船や兵器の強化など、やり込み要素もある
●設定に凝りまくり!これでアナタも気分は群馬県民
まずは、オープニングからいきなり八木節。小学校の運動会でみんなで踊ったなぁ……。元帥の名前は、“前橋風花”。風花(かざはな)は、おそらくからっ風を揶揄したのでしょう。工廠・技術開発部大佐は“富岡繭”、こちらは言わずもがなという凝りようです。
↑こんな“おことわり”の文言も。“わっきゃない”は方言で“簡単”、“問題ない”ですね。 |
↑群馬県民に二度と海水浴をさせないということで、利根川流域封鎖から戦いが始まりました。 |
↑こちらが前橋風花海軍元帥です。戦艦と女性のとり合わせは、なんで人気があるのでしょう? |
↑富岡繭大佐。戦闘で稼いだGで、艦船や兵器をカスタマイズして、強力にしてくれます。 |
●あこがれの海水浴を確保するために、利根川流域を確保せよ
ゲームは、縦スクロール型タワーオフェンスゲームです。目的はひとつ、利根川を下って、県民が渇望する海までの道を切り開くこと。あこがれの海ですよ。艦隊を編成、強化して、利根川包囲網を引く栃木、茨城、埼玉、千葉軍に立ち向かいます。ちなみに艦には草津・渡良瀬・伊香保などの有名温泉の名前がついています。
↑まずは高崎演習場で特訓。県でいちばん栄えている、新幹線も止まる商業都市です。 |
↑砲台や敵艦を撃破して、敵に掠奪されたネギやコンニャクなどの特産品を取り返しましょう。 |
↑埼玉県の熊谷市は、夏に暑いことで有名です。どうやら埼玉が開発した気象兵器らしい? |
●色モノかと思いきや、よく考えられております!
群馬をイジった色モノゲームかと思いきや、遊びやすさややり込み要素などが、きちんと考えられたつくりになっています。展開のテンポがよいのでスイスイ遊べるのもいいですね。課金システム自体が搭載されていないので、やり込んでGを稼いでいくしかないのですが、それも苦になりません。どこで回復やボムなどを使うか、強化するかが攻略のポイントかな?
サイゲームスは『神撃のバハムート』や『アイドルマスター シンデレラガールズ』の開発などで有名なメーカーですが、“ちょゲつく”は聞き慣れないので調べてみたら、“ちょっとした時間を、ちょっと幸せにする”をコンセプトに、サイゲームスから立ち上がったブランドだそうです。まさにコンセプトにぴったりだと思います。
●群馬県太田市出身だというディレクターからのメッセージを転載
殺伐とした東京砂漠でゲームを作り続けて、早、十数年……
愛して止まない望郷の想いを、ついにゲームにすることができました。
そう、我らはグンマ民! いつも心に赤城山!
空っ風で鍛えられた身に、都会の向かい風など屁でもなかんべぇ!
このゲームを遊んで、グンマパワーを補充してくれれば、これほど嬉しいことはないんさね!
『最強!グンマ海軍』
●サイゲームス(Cygames)
●無料
●対応OS Android4.0以上
(c)Cygames,Inc.
■関連サイト
・最強!グンマ海軍
・サイゲームス公式サイト
編集部の群馬県出身のドン小坂がレビューしました!
農場系育成系ゲーム、乙女ゲームはお任せあれ。男子のビジュアル(リアル)にはとことん厳しい。
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