フロンティアファクトリーは3月25、テレビのリモート視聴システム『Slingbox M1』と、ハイレゾ音楽プレーヤー『AR-M2』、ハイレゾUSB DAC『AR-UA1』を発表しました。この発表に先駆けて開催された製品発表会のレポートをお届けいたします!
●テレビのリモート視聴システム『Slingbox M1』
『Slingbox M1』は、自宅などに設置したブルーレイレコーダー内のコンテンツをネットワーク経由でPC、スマホ、タブレットから視聴できるリモート視聴システムです。家庭内ネットワークだけでなく、外出先でもネット環境さえあれば、独自の認証システムを利用してストリーム配信を受けられます。
海外赴任中の方が実家のレコーダーに設置して日本のテレビ番組をPCで視聴するといった用途で愛用されているそうです。もちろん海外だけでなく、旅行・出張が多い方にも活用されています。レコーダー搭載のリモート視聴機能ではCSやBSの一部が観られませんが、Slingboxでは自宅で観られるものはすべて視聴できます。
『Slingbox M1』本体に用意されている端子は、日本ではあまりなじみのない赤・青・緑のコンポーネント端子。HDMI端子がありませんが、『Slingbox HDMIコンバーター』が同梱されているのでHDMI接続が可能です。画質が落ちることもなく、フルHD(1080p)で高画質な映像が楽しめます。
同梱の『Slingbox HDMIコンバーター』
今回の『Slingbox M1』の新機能としては、WiFi対応、PCレスのかんたん設定、『Chromecast』への対応などが挙げられます。従来のSlingboxは初期設定にPCが必須でしたが、スマホやタブレットで設定可能になったことで、さらに幅広い層に魅力的な製品となりました。 Chromecastに対応したことにより、帰省先の実家などテレビがある環境なら、タブレットやPCではなくテレビで視聴することも可能なのです。
テレビの設置場所とルーターの置き場所が離れている場合、無線接続も可能に! |
PCがなくてもスマホやタブレットのみで初期設定が完了! |
Chromecastを持って行けば大画面テレビでSlingboxの映像が楽しめる。 |
『Slingbox M1』は4月10日発売で、価格は3万5424円(税込)。アスキーストアでは予約販売を開始しています。いつでもどこでも隙あらば自宅のレコーダーにたまった番組を消化したいテレビっ子は買いの製品です。
Slingbox M1 HDMIセットをアスキーストアで予約
●ハイレゾ音楽プレーヤー『AR-M2』
『AR-M2』は1952年に設立された名門オーディオブランドであるAcoustic Research社のハイレゾ音楽プレーヤーです。
オーディオ機器らしいボリュームダイヤルに惹かれます。
手にしただけで上質さを感じ、持つ喜びを感じられる製品です。
「正確な再現」=「リスニングの真実」をポリシーに、非常にぜいたくなオーディオ回路が実装されています。
クアッドコアCPUを搭載。他社のハイレゾ音楽プレーヤーはデュアルコアが主流だとか。 |
音作りにおいて重要なDAコンバーターには、S/Nとダイナミックレンジで129dBを実現した『Burr-Brown PCM1794A』を採用しています。
本体右側面に、各種ボタン類を搭載。 |
Acoustic Research独自のオーディオパスを搭載した音楽プレーヤーアプリ『AR Music Player』と組み合わせることで、ハイレゾ音源の情報を忠実に再生することを可能にしています。
本体に標準搭載しているストレージは64GB。スライド式のマイクロSDXCカードスロットを利用すれば、最大で128GB追加することが可能です。またUSB-OTG(USB On-The-Go)に対応しているので、USB外付けHDDと接続することもできます。
高級オーディオプレーヤーにふさわしくハードウェアデザインも上質な『AR-M2』。名門オーディオメーカーならではの音作りを体験してみてはいかがでしょうか?
●ハイレゾUSB DAC『AR-UA1』
最後の『AR-UA1』はWindows、Mac用のハイレゾUSB DAC。『AR-M2』と同じオーディオ回路が使われており、Acoustic Researchならではの正確な再現音を、パソコンから『AR-UA1』経由でヘッドホンやアンプ、スピーカーなどに出力できます。
『AR-M2』同様、上面にアナログダイヤルを備えています。側面は六角形で、MacBookともマッチする高い質感です。
『AR-M2』、『AR-UA1』ともに4月24日発売。価格は、『AR-M2』が14万9040円(税込)、『AR-UA1』が6万4584円(税込)。ハイレゾ音楽プレーヤー『AR-M2』は、アスキーストアで本日から予約販売を開始しています。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります