アプリで配車を手配すると、数分で迎えが来る。サンフランシスコのスタートアップ、ウーバー(Uber)がタクシー業界に革命をもたらすと言われて6年が経つ。ついにそのときが来たようだ。
ニューヨークポストによれば、現在ニューヨークを走る黄色いタクシー(つまりはイエローキャブ)の台数は約1万3000台。これを約1万4000台のUberが上回ったというのだ。Uberは2011年5月からニューヨークでビジネスを始めてまだ4年目だ。
運転手にとっての魅力は、Uberを使うことでタクシー会社につとめるより給料が高くなるケースがあること。中にはイエローキャブの倍以上の収入を得ている運転手もいるらしい。
乗客が支払いをスマートフォンで済ませるため、乗り逃げトラブルも防げる。銃社会アメリカではとりわけ重宝されるようだ。
ただし従来のタクシー業界とちがい、Uberは地元に税金を落としてくれないという批判も受けている。地元客と顔見知りということもあり、あえてイエローキャブを選ぶ地元運転手もいるそうだ。
日本では提携事業者のタクシーを手配する「UberTAXI」が昨年8月に導入された。福岡で試験導入した新サービス「ライドシェア」はいわゆる「白タク」にあたるとして中止を命じられている。
Uberは世界55ヵ国で展開中。東京で利用できる「UberBlack」は最低料金823円、1キロあたり308円もしく1分あたり67円。
写真:Uber
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