ICT総研は、北陸新幹線の沿線、および観光名所で測定した、スマートフォン電波状況調査結果を発表した。計測は3月14日、15日に長野~金沢間の全13駅39地点(駅ホーム、改札付近、駅前広場)で実施。測定には、iPhone6とアプリ『RBB TODAY スピードテスト』を使用。1地点あたり上下通信回線を各3回ずつ測定した平均値を結果としている。
ICT総研調べ |
下り速度で最も速かったのは約35.22Mbpsという結果を叩き出したau。次いでソフトバンクが約30.53Mbpsとなり、NTTドコモが約10Mbpsにとどまった。そのほか、auは駅ホーム、駅前広場でも最も速い結果を出している。
ICT総研調べ |
逆に上りの回線スピードに関してはソフトバンクがもっとも速く約12.72Mbps。ソフトバンクは駅ホーム、改札付近、駅前広場すべてにおいて安定した数値を出しているようだ。ICT総研は、『SoftBank 4G LTE』に加え、AXGP方式の『SoftBank 4G』に対応していることが、この結果につながっていると考察している。
ICT総研調べ |
以下、駅別の調査結果となる。
ICT総研調べ |
ちなみに、計測時には、全キャリアともに全地点で、LTE、4Gの電波を受信できたとのこと。上り、下りともに数値が伸びなかったNTTドコモに関しては、3月27日から始まる下り最大225Mbpsの『LTE-Advanced』がどの程度、実測値に影響を与えるかが注目されるとしている。
【補足】北陸新幹線はトンネルが多いが、車内通信用のWiFiは用意されていない。
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