スイッチを入れればテレビがつく。音楽が聞ける。家電ってそういうものだったはず。でもスマートフォンは画面をすぱっすぱっとタッチしているだけ。まるでタバコみたいだ。すぱっすぱっ。
スイッチを求めてやまないわたしのために、製造系スタートアップCerevoがWebサービスを起動する鍵スイッチ『Hackey』を開発した。自動車のイグニッションキーのような形で、鍵をひねるとサービスが動く。価格は90ドル(約1万円)前後、今夏発売予定。
ドゥルルルンと音がしそうなHackey |
連動するWebサービスはTwitter、Facebook、IFTTT(イフト)に対応する。IFTTTはEvernoteやDropboxなど複数のWebサービスを連動させた動作をさせるためのプラットホームだ。
IFTTTでサービスを動かせる |
HackeyからWebサービスを動かすだけではなく、逆にWebサービスからHackeyについたLEDを光らせることもできる。
サービス側からLEDを光らせることもできる |
市販のΦ16マウントスイッチと互換性があり、キースイッチをプッシュスイッチに交換したり、3Dプリンターでカスタマイズ可能。本体サイズは直径56×高さ51mm。電源はmicroUSB供給、Wi-Fiは802.11b/g/nに対応する。
プッシュスイッチにも変更可能。カチッとできる! |
Cerevoによると、例えば子供が帰宅時に鍵をひねると親に通知が行く、といったサービスが開発可能とのこと。何に使うべきか、まさにハッカーの皆さんのお手並み次第といったところか。
ハッカソンのお題が出たような感覚。言語まったく書けないけど欲しい。スイッチひねりたい。ああ誰かわたしのためにコードを書いて、わたしにスイッチをひねらせてええぇ……(残響音)
写真:Cerevo
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