Listnr。Kickstarterで7日から停止処分を受けている |
「ListnrはKickstarterという場所を離れ、独自に製品化の道を探ることといたしました」──
7日、音声を認識する情報家電『Listnr』プロジェクトがクラウドファンディングのキックスターター(Kickstarter)で停止処分を受けた。今年1月から募集を開始、6万3800ドル(約774万円)ほど集まっていた支援金はすべてキャンセルとなる。
製品の発売元はスタートアップInterphenom。製造系スタートアップのCerevoがパナソニックの音声認識エンジンをもとに開発した。音声からスマートフォンに周囲の状況を通知するほか、スマート家電を操作できるリモコン機能も備えていた。
ボタニカルデザイナー江原理恵さんのアイデアから始まった企画。製造系スタートアップが集まる施設「DMM.make AKIBA」に入居するCerevoとABBALabに話を持ちかけたところからプロジェクトが始まり、昨夏からプロトタイプの開発を進めてきた。
同社では「停止処分に至った原因については一切つかめておりません」「詳細はポリシーにより回答できないとの連絡が入りました」「我々としても非常に困惑しております」など、Kickstarterの処分に納得していない旨のコメントを掲載している。
今後は冒頭にあげたコメントのようにKisktarterを離れ、WebサイトやTwitter、Facebookを通じて情報を発信。「Listnr販売の際にご希望の方は改めてご購入いただく」としながらも、支援者には必ず製品版を届けるとしている。
「Listnrは必ず製品化の上、皆様のお手元にお届けすることをここに約束いたします」
音声認識デバイス『Listnr』 |
■関連サイト
Interphenom
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