光と音でダンスを演出するLEDを搭載したスマートシューズシステム『Orphe(オルフェ)』が2015年3月12日、米国のIndiegogoでクラウドファンディングを開始した。目標金額は3万ドルだ。
シューズのソール部分に、『ARM Cortex-M3』、最新のモーションセンサー『invensense mpu9150』、フルカラーでシリアル制御可能なLEDが両足合計で約200個が巻かれ、無線モジュールを内蔵。ブルートゥースLEで端末に接続、iOSの基本アプリが無償で提供される。
クラウドファンディングの支援プランは、30ドルが『OrpheオリジナルデザインのTシャツ』、330ドルが『Orphe システムキット』、これは限定50足だが、270ドルのプランも用意されている。
何ができるかといえば、自分の動きに応じて、向きや速度を計測、LEDの光りかたや色、強さなどを変化させることができる。動きの軌跡をオーラのように見せたり、ダンスパフォーマンスに新しい価値を創出してくれるものだ。
LEDの制御は、プログラムの一部をオープンにしており、オープンソースプラットフォームに対応したライブラリーのSDKを提供。Orpheを使ったアプリケーションをユーザーが作成して、さらに進化させることができる。ウェブ上で自分でデザインした光やジェスチャーのテーマやモーションなどを、アーティスト同士が共有できるシステムも用意している。
このプロダクトはおそらく、ダンスパフォーマンスのクリエイティブ性をもう一歩高めてくれるものとなるだろう。ダンサーとクリエーターの新しいプラットフォームの創出も楽しみだ。
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