本日3月12日13時30分から開始予定の日本通信とVAIO株式会社の発表会がスタート。ウワサの“VAIOスマホ”『VAIO Phone』がついに発表されました。発表会場から、発表会の様子をどこよりも早くお届けします。
●13時30分
現地から、実機動画です!
VAIO×日本通信の発表会、いよいよ始まります! まずは、日本通信 代表取締役社長 三田聖二氏の挨拶から。
日本通信はキャリアがやれないことをやる会社。おかげさまでMVNO産業が日本中に影響を与えてきた。日本通信としては、“人がやれないこと”をやっていくつもり。本日は格安ではなくプレミアムなスマホを発表する。iPhoneは世界で1番のブランドだが、アップルと対抗できる充分なブランドはVAIOである。
この製品を独立してわずか半年で発表できるのはうれしい。ご支援をよろしくお願いします。
●13時36分
続いて、VAIOから代表取締役社長 関取高行氏が登壇。
先月、VAIO Zを発表した。直に体感してもらいたいため、量販へ販路を拡大した。日本、安曇野の技術を終結させて、ゼロからいろいろなことにチャレンジしていくつもり。本日は新たなチャレンジの発表の場。
ハードウェアのVAIOが、通信と組み合わせるのは当然。パートナー様とも協力していく。2009年、VAIO Pというモビリティーに優れたPCを出した。デバイスと通信を組み合わせた新たな価値を、日本通信と考えてきた。
正直、まだ弊社は始まったばかり。リソースは限定的。VAIO PhoneはVAIOとしてのデザイニング、エンジニアリングを提供。あくまでも日本通信の製品だが、VAIOとしても今後の通信に関する取り組みをしていきたいと考えている。
三田社長と関取社長がVAIO Phoneをもってニッコリ。
●13時44分
続いて福田副社長から、今回の概要や経緯の説明。震災でネットに繋がっていることの重要さを改めて知った。とにかく家族が繋がっていることが大事……というきっかけでつくり、いまでは“格安SIM”と言われるようになった。これと端末をセットに。5月にはいよいよSIMロック解除も義務化する。
有限の周波数をキャリアが垂直統合でやるべきではない。SIMロックを解除して、いろんなパートナーとIoTを盛り上げるべき。我々は15年前から見据えていたが、いまやMVNO事業者も数え切れないほど出てきた。
日本通信がやってきたのは、まずドコモとの相互接続。次のステップはそれを販売してくれるパートナーと組むこと。ただ、今現在は既存の製品を売るだけにとどまっていた。そこで、今回、製品を提供する。
●13時50分
SIMフリーになることで、お客様はさまざまな料金体系を選べる。ただ、端末はあまりないのが現状だ。
今はSIMフリー市場が2極化している。格安スマホの端末は、安価なものと1年落ちなのに高価なものという不思議なバランス。VAIO Phoneはポッカリ空いているミドルレンジに向けた製品。まずはストライクゾーンに直球勝負をかけていく。
●13時54分
VAIO Phoneは03スマホ。オフィスの電話としても使えるFMCフォンというカタチでもご利用いただけるようになる予定。
●13時57分
VAIO Phoneについては花里執行役員が説明。今回はデザインの部分で協力。VAIO Phoneは“多機能”より“本質機能”を重視。サービスとのパッケージング。ミニマルなデザインコンセプト。
ビジネス用途にも使えるシンプルなデザイン。表面、裏面のガラス光沢、側面のマット感で存在感をアピール。
基本性能としては5インチ液晶、CPUはクアッドコア、2GB RAM。さらにLollipop搭載。VAIOはVAIO Phoneの協業を皮切りに、+αの付加価値を検討し、さまざまなことに取り組んでいきたい。
●14時03分
再び福田副社長が登場。今回、SIMはVAIO Phone専用のSIM。
コースは2つから選べる。1GB定額の月額980円コースと、高速使い放題の月額1980円コース。
一括購入した場合は5万1000円。
また、本日16時からVAIO Phone専用コールセンターを設置する予定。
発売は3月20日出荷予定。これを皮切りに新しい世界を切り開いていきたい。3キャリアのみでなく全員参加型で。
-------------
●14時07分
記者質疑応答。
会場記者質問:ASUSがSIMフリー端末のトップメーカーで、ソニーのXperiaも売れている。どうやってそこで戦っていくのか?
→VAIOブランドはまだソニーのモノだが、(スマホでの使用を)許諾いただいている。新たな可能性という挑戦であり、戦うつもりはない(日本通信 三田社長)
会場記者質問:VAIO Phoneは他社のSIMを使えるのか?
→もちろん他社のSIMは使えます。SIMロックをかけたことなどない。キャリアに委ねるのはおかしい、協業により取り組んでいるだけ(日本通信福田副社長)
会場記者質問:日本通信はMNO(移動体通信事業者)になりたいのか?
→そういう意味はまったくない。垂直統合の販売方式が間違っている。日本通信としてブランドを持ちたいわけではなく、協業して取り組んでいる。 (日本通信福田副社長)
会場記者質問:今回、製造は日本通信。デザインはVAIOということだがデザインのレベルは? 元があったのか、いちからなのか? どの程度監修した?
→短期間でやらなくてはならないため、ベースとなるシャーシはあった。さまざまなVAIOらしい味付け、統一を行なった。(VAIO 花里執行役員)
会場記者質問:販路は?
→来月、発表する。既存のもの、プラスアルファになる。(日本通信福田副社長)
会場記者質問:デザイン面での差別化、ということだが、スマホはレッドオーシャン(=競争の激しい既存市場)。VAIOはどういうところで差別化しようと思ったのか。今回はあまり差別化できてないのでは。
→ハードがコモディティーというのはグローバルの現状。通信との組み合わせによる付加価値が重要になってくる。機能を追加すればいいというわけではない。ボクは他社にも同じことをやってほしい。コストは下がっているが、お客はそれだけでは満足しない。通信と組み合わせたソリューションをもとめている。お客さんの期待を満たしていきたい。(日本通信 三田社長)
会場記者質問:ハードウェアの値段というより、サービスとの価値になるが、もう少し詳しく説明して欲しい。
→とにかくトータルコストを見ていただきたい。これはVAIO専用SIMと組み合わせることで実現している。今回機能としては一切説明していないが、企業様向けにアプリケーションのリモートインストールも行なっている。ガラスマの世界に行くつもりはない(日本通信福田副社長)
ハードとしてはVAIO。ソフトウェアとして何か作り込んでいると言うことはない。VAIOとしては、究極のスマホを定義できていない。また、必要性も考えている。(VAIO 花里執行役員)
オートセットアップ機能は入っている。パートナーによってプリインストールアプリは大きく変わる。サービスやOSのアップデートは日本通信が担当する。(日本通信福田副社長)
Windows PhoneはVAIOも日本通信もかなり興味があるとのこと。
VAIO PhoneをVAIO Zのうえにのせてみた。By宮野編集長 |
以上、会場からお届けしました。現地からのハンズオンレポートも追って週アスPLUSにて記事化する予定です。お楽しみに!
●関連サイト
・日本通信×VAIO 特設サイト
・日本通信
・VAIO.com
なお、本日21時から最速実機レビューと日本通信副社長・福田氏への直接インタビューなどをニコニコ生放送でお送りします。ケータイジャーナリストの石野純也氏もお迎えし、どこよりも早く詳しくVAIOスマホの魅力をお伝えする予定です。ぜひ、ご視聴ください!
-
3,210円
-
2,945円
-
3,170円
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります