単なるガジェットではなく、もはや高級ブランド品だ。(ReadWrite Japan提供記事)
French pressの報道によると、アップルはApple Watch端末の専用ストアを作るというアイデアを検討しているようだ。この報道は、複数のパリの高級小売店が、4月発売に先駆けて、Apple Watch用に独立した展示ケースを設置しているという噂をもとにしている。
報道によれば、このような展示が成功すれば、アップルは、高級品業者とともにApple Watchを販売する専用ストアの立ち上げを検討する予定だという。 現在、Macコンピュータが米国のBest Buyで販売されているのと同じように、他の小売業者が経営する店舗内部に小さな店を構えることも考えられる。
これは、アップルがスマートウォッチをどのように捉えているのか、その一つの証拠と言えるだろう。単なるガジェットではなく、最高級の宝石とさえ考えているのだ。その基本価格は349ドルに設定されているが、18KゴールドのApple Watch Editionモデルの価格は数千ドルと推定されている。
したがって、アップルが高級時計メーカーが用いる販売戦略を採用することは理にかなっている。また、Apple Watchと同社のモバイル端末やコンピュータとの間には明確な区別がつけられるだろう。
もちろん、アップルは競合他社とは異なり、すでに目抜き通りで強力な存在感を示している。アップルストアは世界中の有名な場所で、他に並ぶ高級店と同じくらい象徴的な存在になっているのだ。クパチーノに本社のあるアップルは、新しいApple Watchの専用スペースをアップルストア内部に確保しようと動いている。最も高価なApple Watchが保管される、厳重な警備の敷かれた金庫があるとも言われている。
アップルはまた、同社の携帯電話やタブレットよりも、プレミアムな市場を重視することに自信を持っているようだ。Android Wearのスマートウォッチでは、まず機能性と低価格に焦点が当てられたが、最近のモデル(LG Urbaneのような)は、コストとスタイル両面でより高みを目指し始めている。PebbleとSony SmartWatch 3は、通常版と並んで、プレミアムスティール・バージョンが入手できるようになった。
Apple Watchがどのように販売されるのか、3つのエディションがいくらになるのか、正確に知るには4月まで待たなければならない。同社の予想通りに成功を収めるとしたら、近い将来、専用ストアが現れたとしても驚くことはない。
トップ画像提供:Apple
David Nield
[原文]
ReadWrite Japan
ReadWrite Japan(リードライト ジャパン)は2013年9月にスタートした、Webプロダクトとトレンドを分析し辛口なオピニオンと共に提供する世界でも有数のITメディア、ReadWrite.comの公式日本語版です。ReadWriteの刺激的な記事のなかから、日本の読者が興味を持ちそうなものを厳選してお届けします。
※本記事はReadWrite Japanからの転載です。
Apple Watchは専用ストアで販売されるかもしれない
■関連サイト
ReadWrite Japan
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります