スマホのSIMカードの電話番号情報をほかのIoT機器などに切り替えるソフトを、ドコモとクアルコムが開発中。
クアルコムが提供する対応チップセットを載せたスマホ(親機)とIoT機器(子機)のあいだで、NFCやBluetoothなどを使って、“電話番号など”の情報を渡し、切り替えるというもの。このとき子機にSIMが入っていても切り替えられるという。
いったいどんなことに使えるのでしょうか?
ドコモの説明によれば、スマホのSIMを認証用IDに使うサービスなどの場合、カーナビに電話番号(SIM情報)を切り替えることで、カーナビから直接サービスを利用できるそうです。また、スマホとカーナビ間で地図や渋滞、周辺情報などをおたがい共有して新サービスを展開することにも使えるとしています。
昨年開発が発表された認証デバイス『ポータブルSIM』をスマホよりに推し進めた内容で、さまざまな機器が対応することでグッと便利になっていくことが予想されます。
MWCでもポータブルSIMの展示がありました。
ただし、クアルコムの対応チップであることが条件になっていますので、業界全体を巻き込んだ普及ということにはしばらく時間がかかりそうです。
●関連サイト
・ドコモ プレスリリース
・ポータブルSIM概要
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