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子供向けYouTube Kids米国に登場 大人向けとの5つの違い

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 「iPadが出てきてから、子供がテレビを見ながら不思議な顔をするようになってさ。『早く次の回を見ようよ』って」

 二児のママである知り合いの編集者がそんなことを言っていた。デパートや電車で、子供にYouTubeを「与えている」親を見かけたことも何度かある(恐らくはおとなしくさせるために)。

 グーグルがそんな子供と親に向け、YouTubeアプリ「YouTube Kids」提供を開始した。Google PlayApp Storeでダウンロードできる。現在は米国版のみで、日本版はない。

 YouTube公式ブログ、また米誌ファストカンパニーのようなメディアが、子供向けだけに与えられた機能(主に機能制限)について解説している。かいつまむと大きく5点。

 1、インターフェースがキュートでシンプル。トップページにあるのは「番組」「音楽」「教育」「探索」のボタン。

 2、再生回数でのソート、ランキング表示がない。子供が「話題の動画」にハマり、YouTube漬けになることはない。

 3、チャンネル登録ができない。チャンネルに入った新しい動画は子供たちに見つけられるのを待つことになる。

 4、コメントが見られず、書きこめない。愛するキャラクターがネットスラングでDISられているところを見ずに済む。

 5、親が視聴時間や検索の可否を制限できる。保護者モードに入るには4ケタ数字のコード(PIN)が必要になる。

 機能はざっとそんな形。動画は子供向けのものだけが絞りこまれている。検索機能はついているが、要はオンデマンド型の子供番組専門チャンネルみたいなものだ。

 (流行のYouTuberが1000粒のブレスケアを一気に食べたり、バスタブいっぱいのコーラにメントスを入れて入浴している姿をどうしたら見られるか試してみたいところではある)

 今までのYouTubeとはやや毛色が違うが、テレビの再発明と思えば自然な発想だ。YouTube世代にとって「セサミストリート」はYouTube Kidsで見るのが当たり前になるのかも。

画像:グーグル

■関連サイト
YouTube Official Blog

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