※週間リスキーはアックン・オッペンハイマー(ACCN)が地下の倉庫の隣の部屋からお届けする、フツーに生活していくぶんには、まったくなくていい情報を扱っているコーナーでする生活にゆとりを。
角川アスキー総研さんの遠藤さんがですね。ツカツカわざわざ下りて来てくださって、「荷物整理してたらこんなの出てきたよー」って置いていかれなすったコチラの謎パーさんが謎すぎる件。
↑7色リンゴのロゴが入っています。 |
↑ハタチを2周ほどされているギークなおとももちなら、もうわかってしまったかもですが、私にはとんとわかりませんでした。ホント、とんと。 |
↑ロゴはキレイに彫り込まれております。 |
↑開くとこんなカンジ。長年眠りについていたそうですが、単4形アルカリ電池×2本とボタン電池を入れたら、見慣れぬモノクロのOSが起動しましたよ。 |
↑ディスプレー下にもキレイにロゴが彫り込まれています。 |
↑型番は? 裏にはこんなシールが……。Mac PowerNote 2400……てナニ? |
えー、お気付きの方もいらっしゃるとは思いますが、コチラはNECさんのいにしえの名機、モバイルギアにちょこっと手を入れたモノなんです。
遠藤さんにこの謎パーを渡したリュウド社の方に問い合わせた結果、制作者は上野幸弘さんという方と判明しました。Macのシェアウェア、UPDの作者でもあるそう。この方が趣味でつくった2台のうち1台を譲り受け、第6回Macworld EXPO/TOKYOのリュウド社ブースに来た何人かにコッソリお見せし、自慢したそうな。
中身はモバギのままですが、上野氏がMac OS 6.Xの起動画面をエミュレーションしたアプリが入っていて、起動画面後半にsad Macが表示されるといった芸も。この実機を見た外国の方がそれを撮影し、Mac Rumorsで「Mac OS lite?」って、書かれた英語の記事が上がったという逸話まであるんです。
↑7キロもあるMac Portableが80万円もして、MacユーザーはSE30とかをバックバックで背負っていた時代ですから、こんなモノをつくって夢を膨らませていたのですね。え、いまでも欲しい? |
いじょ。ちなみにリュウド社はOASYS PocketのテキストデータをMacとやり取りできるポケット・リンクなるモノを開発していました。モバギでは、そのままメールできちゃうので、こうしたソフトウェアはもう必要なかったのだそう。というわけで、たんにMac好きがMacふうにカスタムしたモバイルギアを展示会で見せびらかしていたというオールド・ストーリーでした。でも好き、こーゆーの。
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