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夢は鎌倉で団子屋、新宿で餃子屋?AppBankの初飲食店「ヒソカ」に突撃

2015年02月09日 19時15分更新

文● 吉田ヒロ 撮影●岡田清孝

 みなさん、こんばんは。いまは週刊アスキーの吉田でございます。さて2月6日金曜日に、AppBankが初の飲食店となる「Private Kitchen ヒソカ」をオープンしましたよ。これは、AppBank Storeの一事業として運営されるそうです。そこで、AppBank Storeの社長である宮下泰明氏に、AppBankが飲食業界に参入する狙いを聞いてきました。

「本当は鎌倉で団子屋がやりたかった」

 プライベートキッチンヒソカのオープンの経緯について聞くと、こんな言葉が返ってきました。宮下氏は、AppBank自体の創立者であり、初代のAppBank編集長でもありますが、AppBank創業の地を鎌倉と決めたときから飲食業界への参入はずっと考えていたとのこと。鎌倉なら団子屋と決めていたそうですが、AppBankの事業がどんどん忙しくなったことで、その夢を実現できずにいたそうです。

Private Kitchen ヒソカ
「Private Kitchen ヒソカ」の壁に掲げられているネームプレート。鍵のマークをよーく見てみると先端にリンゴの葉っぱがデザインされています。

「新宿に有名餃子店の技術連鎖店を出したかった」

 AppBankが鎌倉から新宿に所在地を移したことで、鎌倉で団子屋という夢は遠のきましたが、宮下氏は新宿で新しい夢が生まれたそうです。故郷の石川県にもある有名餃子店を、AppBank名義で出したかったとのこと。しかもチェーン店ではなく、技術連鎖店として。このチェーン店では現在、技術連鎖店の募集は停止していますが、なんとか交渉して新宿にあの味を持ってきたかったそうです。ちなみに、この有名餃子店は首都圏でも郊外店舗が多く、新宿や池袋、渋谷などの中心部には皆無なので、もしオープンしたら話題になることは間違いないですね。

Private Kitchen ヒソカ
店名が示すように、席数は4〜6人用テーブル×1、2名テーブル×3、カウンター×5と隠れ家的なレストランです。

「ヒソカでオトナのAppBankファンを集めたい」

 しかし、鎌倉で団子屋、新宿で餃子屋という夢を持っていた宮下氏が最初に手がけた飲食店は「Private Kitchen ヒソカ」。厨房を取り仕切るのは駒村シェフ。中目黒で1日1組限定のプライベートレストランを運営されていた方です。実はヒソカは、宮下氏が計画的にオープンさせた店舗ではなく、AppBankのCFO(最高財務責任者)である廣瀬氏が、中目黒のレストランが諸般の理由で閉店したことを聞きつけて、駒村シェフを勝手に引き抜いてきたとのこと。

Private Kitchen ヒソカ
「Private Kitchen ヒソカ」の厨房を取り仕切る駒村シェフ。

「料理はおいしくて、なによりシェフの人柄がいいのでイケル」

 宮下氏は、シェフを紹介されて料理を食べたときにこう思ったそうです。駒村シェフは、中目黒時代からファンがたくさん付いているほど料理の評価は高く、気さくな人柄であることから、当初のコンセプトとは異なるものの出店に踏み切ったとのこと。

 ヒソカは当面の間は予約制で、6500円(税別)の全7品のコース料理(ドリンク別)のみ。料理は和食をベースにした創作料理で、基本的には月替わりのメニューになるようです。宮下氏によると、熱烈なファンが多い小中高生をターゲットするのではなく、マックスむらいファン、AppBankファンのオトナに誕生日などの特別な記念日に来てほしいとのこと。

Private Kitchen ヒソカ
Private Kitchen ヒソカ
こちらは前菜の彩り野菜のバーニャカウダ風サラダ。渦巻きビーツという珍しい食材も使われています。
Private Kitchen ヒソカ
Private Kitchen ヒソカ
こちらはメインディッシュの黒毛和牛もも肉の赤ワイン煮込み。
Private Kitchen ヒソカ
Private Kitchen ヒソカ
こちらはデザートのフレンチトースト・焼きリンゴとアイスクリーム添え。

「AppBankで新宿を盛り上げたい」

 宮下氏は、ヒソカはオトナのAppBankファン向けの場所としながらも、今後は店舗のキッチンを利用した料理対決番組、マックスむらいをホストとしてゲストを招くトーク番組の配信も予定しているという。特に後者は、マックスむらいが演者ではなくゲストの話を聞くという立場になるので、これまでとは異なる一面が見られるかもしれません。さらに将来的には、ヒソカとは真逆の焼き鳥屋や立ち飲み屋などオトナのAppBankファンが気軽に立ち寄れる場所も新宿に作りたいとのこと。


「誰も食べてないのにすでに70組の予約が入ってます」

 宮下氏によると、ヒソカにはオープン前日の2月5日の時点で70組以上の予約が入っているそうです。席数は、4〜6人用テーブル×1、2名テーブル×3、カウンター×5と少ないこともあり、バレンタインデーとその翌日はすでに満席になっていました。また、2月9日18時現在、3名以上で予約できる日は21日土曜日しか残っていません。ちなみに、ヒソカの予約システムにはiPadでの予約管理を可能にした「トレタ」が導入されており、ユーザーはウェブサイトから予約可能です。

Private Kitchen ヒソカ
Private Kitchen ヒソカ
ヒソカの予約は、iPadでの予約管理を可能する「トレタ」のシステムが使われている。

 取材当日は、マックスむらいもマックスむらいチャンネルの収録で訪れていました。すべての料理の味を、うまい、すごいうまいとう、ボキャブラリー少なめで表現していました。食レポはまだまだレベルアップが必要のようです。

Private Kitchen ヒソカ
マックスむらいの食レポは初級レベル。

 ヒソカの場所は、JR新宿駅やAppBank Store新宿店から徒歩3分ほど。当面は予約制ですが、前日までならネット予約が可能ですよ。週アスPLUSでの「食べてみた」レポートも近日公開予定ですのでお楽しみに!

Private Kitchen ヒソカ

■関連サイト
『マックスむらい、村井智建を語る。』公式サイト
ソニーミュージック マックスむらいアーティストページ
マックスむらいチャンネル
マックスむらい部
AppBank Store
Private Kitchen ヒソカ予約ページ
トレタ

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