ミキサーで煮物やカレーなど、本格料理がつくれちゃうんです。
『らくっく』はミキサーでありながら、“混ぜる”、“真空下ごしらえ”、“煮込む”、“蒸す”、“真空保存”、“再加熱”と、1台で6役をこなす、万能調理機。
■万能真空ミキサー『らくっく』
『らくっく』
●エスキュービズム
●実売価格3万2000円前後
通常のミキサー機能のほか、真空調理と加熱機能があるのが特徴。真空下ごしらえ機能では、素材の中の余分な空気を抜くことで、調味料や香辛料を具材に均一にしっかりと染み込ませることが目的です。
・計10種類の操作メニュー
操作パネルでは計10種類のメニューが用意。ジャンルは“スープモード”、“加熱”、“ミキサー”、“真空モード”にわかれています。
・ふたは目的別に2種類
ふたは“スープ・煮込み用”、“真空モード用”と2種類あり、対応するメニューが異なります。
・基本はミキサー
基本的にはミキサーなので、内部には刃がついたプレートがあります。
大きさは、にんじんと並べるとこんな感じ。
長ネギと並べるとこんな感じ。
通常のミキサーと変わらない形状のため、高さこそありますが設置するスペースはあまり必要としません。
ミキサーで料理もできるって手軽そうですよね! ふだん料理をあんまりしないズボラな私が、この『らくっく』で野菜をたくさん食べられるポトフをつくってみました。
■『らくっく』でポトフをつくってみた
ポトフの場合、まとめて調理できるのは約2人前まで。じゃがいも、にんじん、キャベツ、セロリ、ソーセージなどを用意(あ、たまねぎを忘れた)します。
じゃがいもはひと口大、にんじんは乱切り、キャベツはざく切り、セロリは5センチ幅にそれぞれ切ります。
ボトルの底のほうから野菜→ソーセージの順番で入れ、白ワイン、コンソメ、塩コショウといった調味料を分量入れた上で、水を“800ml”の目印がある最大容量まで入れます。
なお、通常のミキサーで使用する場合も最大容量は約800ml、最少容量は約300ml。
まずは真空下ごしらえ。
“真空モード用”のふたを、“ふたロックボタン”を押しながら垂直に押し、しっかりはめ込みます。ふたがキチンと閉まらないと動作もしないのですが、ちょっと力が必要です。
操作パネルから“真空モード(下ごしらえ)”を選択し、“スタート/停止”ボタンを押します。
ウィーンと動作音がして、ほぼ数秒で真空下ごしらえが終わりました。湧き立った気泡は材料の中の余分な空気なのでしょう。動作時間があっという間だったのでびっくりしました。
ふたは“真空モードキャップ”のつまみを軽くもちあげて、空気を入れてからじゃないと外れません。
お次は煮込み調理です。
ふたを“スープ・煮込み用”に交換します。
操作パネルの“加熱(煮込み)”を選択。
煮込みをスタート。動作音はとても静かでした。
“加熱(煮込み)”ではまず内部を沸騰させ、沸騰後は80℃~85℃を保ちながら約20分間加熱します。
加熱が終わると自動的に終了し、ブザーで教えてくれます。
煮込み完了。今回約35分ほどかかりました。
ミキサーなので、おつゆはそのまま器に注ぎ入れできます。おたま要らず(笑)。
■熱々ポトフの出来上がり
ミキサー『らくっく』でポトフがつくれました。 味はどうでしょうか?
野菜にしっかり味が染みて、おいしいです!
調理中の動作音が静かだったので、しっかり煮えているか不安がありましたが、具材は全部ちゃんと火が通っていました。真空下ごしらえをしたためか、スープの味が染み込んでおり味わい豊か。
特にジャガイモは、火が通りにくいはずなのにホクホクに煮えており、スープの旨みをしっかり吸い込んで美味でした。
・感想
ミキサーでしっかり煮込み料理であるポトフをつくることができ驚嘆です。ただし、真空下ごしらえと煮込み時間を合わせて調理に40分以上かかったので、火を使って鍋で調理するより時間がかかったかなという印象。なので、料理用途として重宝するシーンというのは、オフィスなど調理機器が揃っていない環境かなと思いました。
調理機器が揃っている家庭で使用する場合は、“真空下ごしらえ”機能が重宝しそうです。『らくっく』で下ごしらえをしつつ、別途コンロを使った調理方法と組み合わすことで、様々な料理に活用ができます。真空で素材を保存できる機能も便利そう。
ミキサーとして使用できかつ、真空調理や必要時には本格料理もできる『らくっく』。設置スペースを取らないので気軽に導入できる点が最大のメリットと感じました。
<ナベコの目>
・ミキサー形状なので、加熱調理できるのに設置スペースをとらない。
・真空下ごしらえは一瞬。通常の料理の下ごしらえにプラスしたい。
・ふたが用途別に2種類あるので、間違わないように!
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