どもども、ジサトライッペイです。サムスンの超高速ポータブルSSD『T1シリーズ』の1TBモデル(MU-PS1T0B/IT)を入手したので、早速どんな具合かレポートします。想定市場価格は8万6000前後と、SIMフリーのiPhone6(16GB、税込8万1864円)よりも高価なデジギアなので、どれだけ便利かすこぶる楽しみです。
箱を開けてまずびっくりしたのがそのサイズ。数値上でも71(W)×9.2(D)×53.2(H)mmと「小っさいな~」と思っていたのですが、実物を目の当たりにするとその小ささにさらに驚きます。ただこの写真だとわかりづらいので比較対象を置いて比べてみましょう。
どうです?小さいでしょう?「なんで比較対象がうまい棒なんだよ!」ってツッコミが聞こえてきそうです。普通IT系メディアだとサイズの比較対象がiPhoneだったりしますよね。でもそれだとiPhoneを持ってない人にはわかりづらくないですか?その点、国民食であるうまい棒なら万人が「あ~、あれぐらいか」となるはずです。だっておいしいですもんね、うまい棒。
箱の中にはUSB3.0ケーブルも入ってました。一方がフルサイズでSSDに挿すほうがマイクロUSB3.0で、長さは端子を含め約13センチ。うまい棒のパッケージの0.8倍ぐらいです。しつこいですね、失敬。iPhone6(高さ138.1mm)より気持ち短い程度です。はい。
自前のノートPC(Core i5-3320M、メモリー8GB、128GB SSD)につなぐと、こんな画面が出ました。なにやらフォルダーの中に入ってますね。まだ僕が使う前だってのにけしからん!というのは冗談で、これは付属のセキュリティーソフトです。
青いアイコンをクリックすると、ソフトが立ち上がります。
画面を進めると、名前を付けてくれと要求されます。
お次はセキュリティー有効化の確認。“はい”を選びました。
出ました、パスワードの設定です。ちなみに最悪のパスワードは“123456”との報告がありますが、僕はそんな安易なパスワードにはしません。本体が小さいT1シリーズだからこそ、なくしやすいはず。万が一に備えてここは慎重に決めましょう。僕は“umaibou0141”にしました。
“OK”を押すとまっさらなフォルダーが現われます。
とりあえず僕のノートPCを圧迫しまくっている“Windows 10 TP版”のisoファイル(32bit版と64bit版合わせて約7GBぶん)を移動してみます。毎秒270~290MBと超高速です。わずか25秒でコピーが完了しました。ちなみにノートPC内蔵SSDに戻してみると37秒。ふむ、僕のノートPCのほうが足を引っ張ってますね。
ストレージベンチマークではおなじみのCrystalDiskMark 3.0.3(64ビット版)で計測したところ、シーケンシャルだとリードが毎秒418MB、ライトが毎秒390MBを超えてました。自作PC用のSATA3接続SSDだともはや当たり前の領域ですが、外付けでこれぐらいの速度だと頼もしいですね。
ちなみに日頃お世話になっている2TB HDDを内蔵する外付けHDD(USB2.0接続)は、こんな具合です。「うわっ…私の外付けストレージ、遅すぎ…?」状態です。
買った当時は外付けケースとHDDを合わせて、だいたい1万7000円でしたので、MU-PS1T0B/IT(8万6000円前後)と比べると約5分の1の価格ですが、容量は2倍なので容量単価としては約10分の1。シーケンシャルリードの速度は毎秒約34MBなので約12分の1という計算。10倍安くて、12倍遅いということを考慮すると、若干ポータブルSSDのほうがお買い得ですね。
でも、USB3.0接続のHDDならひっくり返りそうなコスパです。いまはHDDもだいぶ安い(最安の3TB HDDなら1万1000円前後)ですしね。なお、USB2.0の外付けHDDに先ほどの7GBぶんのファイルコピーをしたところ、5分もかかりました。早めにUSB3.0対応ケースを購入したいところ。
接続時は右下にアイコンも現われ、ここからさまざまな確認や設定ができます。
現在の使用容量/空き容量、シリアルナンバーなどが確認でき、セキュリティーの有効化を止めたい場合はパスワードが求められます。当然ですが。
パスワードの再設定も可能ですが、やはり前のパスワードは覚えてないと無理です。万が一、忘れてしまった場合はサポートセンターから提供される工場リセットツールで初期出荷状態になります。もちろんデータはすべて消えちゃうのでご注意を。
テストが終わりPCからケーブルを抜いて、再び挿してみるときちんとパスワード入力画面になりました。安心のセキュリティーですね。まあ、実際はなくしたらデータ以上に8万6000円のデジギアを失ったショックのほうが大きそうですけどね。
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(2015年1月30日8時47分訂正:記事初出時、画像の誤りがございました。お詫びして訂正します。)
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