本日、産経新聞社のウェブニュースサイト“SankeiBiz”に掲載された、ソニーの“格安スマホ”参入についての一部報道。みなさんにご覧になったでしょうか?
SankeiBizによれば、“イオンの各店で旧モデルを格安に販売する方向”とのことですが、各社はこの報道についてどのようなコメントを用意しているのか、広報に直撃してみました。
【イオンのコメント】
「とくにお話しできることはありません。ソニーさんにお問い合わせください」
【ソニーモバイルのコメント】
「コメントは差し控えさせていただきます」
……イオンさんは、どこからこの話が出たのか?という印象のコメント、またソニー側も何も言うことはない、と。まあ、想定の範囲内です。確かな情報は(あるのだとすれば)正式発表を待つしかないようです。
●旧モデルはそこまで欲しい?
↑左から『Xperia SO-01B』、『Xperia arc SO-01C』、『Xperia A SO-04E』、『Xperia Z2 SO-03F』。 |
想定されるケースとして、今回の報道のように旧モデルを売るとしたらどのモデルを売るのでしょう。LTE対応は必須で主要MVNOがドコモ回線(ソネットも)だということを考えるとXperia GX以降のモデルなのは確実。今のXperiaを代表するシリーズは“Zシリーズ”ですが、比較的低価格に広く販売することを考えると“Aシリーズ”の可能性も捨てきれません。また、“ソニー”、“MVNO”というキーワードだとVAIOと日本通信が協業して開発、今後発表されるだろう“VAIOスマホ”の存在も浮かんできます。
いずれにせよ、ZenFone5やAscend G360S(最近はAQUOSも)などの価格も抑えめで魅力的なスマホがあり、今後VAIOスマホの登場なども予定されている“ローエンド〜ミドルレンジのスマホ市場”で、Xperiaの旧モデルがどの程度の魅力があるかは正直未知数です。
CES2015では端末発表がなかったソニーのモバイル分野ではありますが、もし格安スマホ市場に今後打って出るのであれば、その制約下で“ソニーらしさ、Xperiaらしさ”を見せてほしいと思います。今後の展開も注目していきます。
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