↑記者会見中に、契約書へサインして硬い握手を交わすNTTグループ代表取締役鵜浦博夫社長(左)と競技大会組織委員会の森喜朗会長(右)。 |
NTT東西とドコモ、NTTコミュニケーションズが、“東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会”の第1号のゴールドパートナーに決定したことを発表しました。
競技大会を含む6年間におよぶオリンピックとパラリンピック日本代表に関するパートナー契約を締結したもので、ゴールドパートナーは国内最高位のスポンサーシッププログラムとなります。対象となるサービスはもちろん通信関連です。
NTTグループ代表取締役である鵜浦博夫社長は、「通信といっても、海外などさまざまなネットワークでつながることになるので、NTTだけでこなすのは不可能。そのために国内外問わずにさまざまな企業とパートナーシップをつないで“コラボレーション”したい」と語りました。
東京2020のビジョンとなる「あらゆる多様性を肯定した真の共生社会」は、ICTによって人と人、日本と世界をつなげてきた同社らが目指す方向とも合致しており、そうした社会の実現に向けて、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に参加し、後世につながるレガシーの創造に寄与したいとのこと。
ほかのキャリアのスポンサー参加については、競技大会組織委員会の森喜朗会長が「NTTグループで責任を持ってやっていただきたい。ICOはルールは比較的厳しいので、ほかの通信企業の参加は厳しいだろう」と説明しました。
NTTはこれまで、1964年の東京オリンピック、1972年の札幌オリンピック、1998年の長野オリンピック・パラリンピックにおいて、さまざまな通信サービスを提供してきました。長野オリンピックでの腕時計型端末を覚えている方も多いと思いますが、今回もすごいのが出てくるかもしれませんね。
技術の進化の例として、鵜浦氏は「映像系の進化で、地方の子どもがオリンピック選手のジャンプした高さ、速度など体験できるといったことを考えている」と熱弁しました。スキージャンプやハーフラインなどアクション性の高い競技を体験できれば、きっとスカッとすること間違いナシですね。
※(2015年1月26日21時追記)発表会の内容を追加しました。
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