デルがインテルの“RealSense Snapshot Depthカメラ”を備えた8.4インチAndroidタブレット『Venue8 7000』を国内で発表した。1月27日より発売する。直販価格は4万8980円(送料込、税別)。昨年のIDF2014でお披露目され、今年頭のCES2015で正式に発売がアナウンスされた話題のタブレットだ。
ボディーの厚さは6ミリと薄く、重量は305グラムと軽量。8.4インチ有機ELディスプレーは解像度が2560×1600ドットで高精細だ。また、前面にステレオスピーカーを備え、動画を高画質かつ高音質で楽しめる。CPUはクアッドコアのAtom Z3580を採用し、メモリー2GB、16GB eMMCを搭載する。OSはAndroid4.4。
しかし何といっても最大の特徴は背面にあるRealSense Snapshot Depthカメラ。3D写真の撮影や、『Lytro ILLUM』のようにピント位置を変更(リフォーカス)できたり、写真上で被写体と背景の距離などが計測できるユニークなカメラだ。発表会の会場で早速試してきたのでご紹介したい。まずはリフォーカスから。
リフォーカス前
リフォーカス後
リフォーカス前は奥にピントがあり、手前の白クマの人形をタッチするとピントが手前にくる。触っていてすごく楽しい機能だった。お次は距離計測。
距離計測
奥から手前にどのぐらい距離があるかを計測。確かに4フィート(約1.2メートル)ぐらいだった。部屋の模様替えのときに便利そうだ。
↑設定から“Depth Camera”を有効にすると3D撮影ができる。 |
↑Depth Cameraがオンの状態なら、3基ある背面カメラのプレビューが表示される。 |
↑側面にピンで開けるタイプのマイクロSDカードスロットを発見。 |
↑8インチのWindows版Venue 8とのサイズ比較。本機の方が液晶サイズは大きい。 |
5900mAhの大容量バッテリーと、距離計測などカメラ機能も含めて、作業現場などでも活用できそうだ。
●主なスペック
CPU Atom Z3580(クアッドコア、最大2.3GHz)
ディスプレー 8.4インチ有機EL(2560×1600ドット、359dpi)
メモリー 2GB
ストレージ 16GB eMMC
通信機能 IEEE802.11ac、Bluetooth4.0ほか
カメラ 背面:800万画素、前面:200万画素
インターフェース マイクロSDXCカードスロット、マイクロUSB2.0、ヘッドホンジャック
バッテリー容量 5900mAh
サイズ/重量 124.4(W)×6(D)×215.8(H)mm/305g
■関連サイト
デル
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります