Android OSを搭載しているのに「ガラホ」とKDDI田中孝司社長に称された『AQUOS K』は、シニア向けの端末として同社からは位置づけられています。しかし本日19日の『au発表会 2015 Spring』で、意外と若年層やギーク層から、注目を集めた端末ではないでしょうか?
ガラケー+スマホ=ガラホ |
表 |
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オープン時 |
『AQUOS K』は二つ折りのAndroid OS搭載“auケータイ”です。いわゆる「ガラケー」=「フィーチャーフォン」=「auケータイ」としては、初めて“4G LTE”に対応した端末となります。
↑スペックは控えめ。 |
CPUはSnapdragon 400(MSM8926)、RAMは1GBとスペックはやや低めながら、Android4.4を搭載しています。ではなぜスマートフォンではないかというと、実は『Google Playストア』を搭載しておらず、『auスマートパス』からしかアプリケーションをインストールすることができないからです。
↑アプリは『auスマートパス』から入手。 |
『LINE』は利用可能ですが、『Twitter』、『Facebook』、『YouTube』アプリなどは『auスマートパス』からは入手できません。というわけでアプリ未提供のサービスを利用するためには、それぞれのブラウザー版を使用することになります
↑タッチパネルは非搭載です。 |
↑無理矢理アプリをインストールできるのか? |
またタッチパネルは非搭載で、そのかわりの操作手段として“タッチクルーザーEX”という機能が搭載されています。しかし、この機能はアプリ側の対応が必要で、すべてのアプリで使えるわけではありません。つまり現状『Google Playストア』に公開されているアプリは、そのほとんどが操作できない可能性が高いです。
そこで発表会会場にいた『AQUOS K』の説明員に、APKファイルなどのアプリをインストール可能かどうか聞いてみたところ、「保証はしていないが禁止はしていない」、「adb経由でアプリケーションをインストールすることは可能」との回答がありました。つまり操作できるかどうかはさておき、PC経由でアプリケーションをインストールする道は残されているわけです。
なおマイクロSDカードに置いたAPKファイルをインストールできるかどうかも聞いてみましたが、こちらは明確にできないとの回答がありました。
↑買います! |
二つ折りAndroidスマートフォンはこれまで日本でも『SoftBank 007SH』などが発売されましたが、ヒットにはいたりませんでした。しかしスマートフォンが進化の袋小路に入りつつある現在、二つ折りやQWERTY搭載など、さまざまな形態の端末が求められてるように思います。少なくとも私は求めています。
というわけで、本当にアプリのインストールが可能なのか、そしてインストールしたアプリを操作することが可能なのか確かめるため、『AQUOS K』を購入し、改めて詳細レビューを週アスPLUSでお届けいたします。……週間リスキー枠で!
AQUOS K
メーカー:シャープ
キャリア:au
発売日:2月下旬予定
●関連サイト
・au
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