EeeBook X205TA
●ASUS
●実売価格 3万4000円前後
3万円台とは思えない実用性の高さが魅力
CPUにAtom Z3735F、OSにWindows 8.1 with Bingを採用し、3万円台半ばという低価格を実現したモバイルノートPC。ストレージが小さく、空き容量が約14GBしかないのは心もとないが、100GBぶんの『OneDrive』(2年間無料)と500GBぶんの『ASUS WebStorage』(2年間無料)が付属し、写真や動画といった大きなファイルをクラウドへ逃がせるのがうれしい。
実用性十分のCPU性能
↑性能はBay TrailベースのCeleronを大きく上回り、体感でわかるほどキビキビと動く。 |
“Atom”というと低性能と思われがちだが、動画サイトやブラウザーゲームでの処理落ちがほとんどない上、Officeソフトもキビキビと動作。実際、廉価なPCでの採用が多いCeleron N2840と比べて待たされることが少なく、ベンチのスコアー以上の性能差を感じた。さらに、ファンレス仕様で利用中の騒音は一切ナシ。静かな資料室や図書館、会議室などでも、周囲を気にせずに利用できる。
ACアダプター込みでも約1080グラム
↑廉価ながら、本体は約980グラムとモバイル向き。ACアダプターも軽く、いっしょに持ち歩いても苦にならない。 |
もちろん、解像度が低さやタッチ非対応、視野角の狭さといった点では割り切りが必要。しかし、動画編集などをしなければ必要十分な性能があり、1キロを切る軽さで実測12時間18分※という長時間駆動を考えると、モバイルノートPCとしての完成度は高い。気軽に持ち歩けるPCを買うなら、第一候補に挙げたい製品だ。
●主なスペック
ディスプレー 11.6インチ(1366×768ドット、135dpi)
CPU Atom Z3735F(4コア/4スレッド、1.33GHz、最大1.83GHz)
グラフィック Intel HD Graphics
メモリー/ストレージ 2GB/32GB eMMC
通信機能 IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth4.0
バッテリー駆動時間 約11.3時間(公称値)
インターフェース USB2.0×2、マイクロHDMI出力、マイクロSDXCカードスロットほか
OS Windows 8.1 with Bing(32ビット)
サイズ/重量 286(W)×193.3(D)×17.5(H)mm/約980g
※【検証環境】バッテリー駆動時間:バッテリーベンチマークソフト『BBench』でテスト。無線LAN環境で1分に1回ウェブを巡回する設定で計測。
■関連サイト
EeeBook X205TA製品ページ
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